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2018年2月10日のブックマーク (2件)

  • 大空に舞うガンの群れ(上)

    の各地で普通に見られたガン。明治時代の乱獲によって5000羽まで生息数が激減してしまった。シベリアからの渡り鳥であるガンの危機を救ったのは、ソ連から届いた1通の手紙だった。 私にはこんな原風景がある。第2次大戦が終わって数年後、小学校低学年だった私は、疎開先から焼け野原の東京に戻ってきた。秋のある日だった。空を見上げると幾重にも編隊を組んだ数十羽のマガンの群れが、澄み切った大空を鳴き交わしながら渡っていった。 あちこちから「雁行(がんこう)だ」「雁が音(かりがね)だ」という声が上がった。これを母親に報告したら、歌ってくれたのが子守歌「里ごころ」(北原白秋作詞、中山晋平作曲)だった。 「雁、雁、棹(さお)になれ、さきになれ…」 当時の東京でガンはけっして珍しい鳥ではなく、季節を告げる風物詩だった。あれ以来、東京の空にガンを見ることはなかった。だが、10年ほど前からだろうか、ガンの編隊飛行

    大空に舞うガンの群れ(上)
    mfluder
    mfluder 2018/02/10
    ソ連科学アカデミー"シベリアから飛び立った渡り鳥のうち、北米や欧州や中東へ行く渡り鳥は毎年ほとんど同じ数が戻ってくるのに、日本や日本を経由して南へ行った鳥の帰ってくる数は非常に少ないのはどうしたわけか"
  • 優生思想と私たち――旧優生保護法から出生前診断まで/広瀬一隆 - SYNODOS

    旧優生保護法(1948~1996年)にもとづき、不妊にする優生手術を強制的に受けさせられたのは憲法違反だとして、宮城県の知的障害のある女性が1月30日、国を相手に仙台地裁に提訴した。 厚生労働省によると、旧優生保護法下で人の同意なしで行われた優生手術は約1万6千件に上る。しかし手術を受けた当事者が名乗り出るケースはきわめて少なく、提訴まで至ったのは初めてとなる。 改正から20年以上たつなか、行政の資料は失われ、当事者たちの高齢化も進んでいる。一方、優生手術が行われなくなった今も、別のかたちで「優生思想」は存在している。出生前診断は広がりつつあり、障害を理由とした中絶が実質的には行われているからだ。稿では、旧優生保護法下での強制的な優生手術を入り口に、私たちに潜む「優生思想」を考えたい。 今回の訴訟の原告、由美さん(60代、仮名)の自宅は、広々とした田園の中にある。近くの駅から車で15分

    優生思想と私たち――旧優生保護法から出生前診断まで/広瀬一隆 - SYNODOS