【中村竜太郎のタイガー&ドラゴン】ジャニーズ繁栄は歪んだ負の歴史の上に 拡大 先日のジャニーズ事務所の会見を見て私が感慨深かったのは、オーナーのジュリー氏と会社がジャニー喜多川氏の未成年への性加害を認めたことだ。 週刊文春は1999年に被害者の証言を得てジャニー氏の性加害を告発。私も当時、友人の元タレントから涙の告白を聞き、衝撃とともに怒りが収まらなかった。以降、ジャニーズ事務所の体質を批判し続けてきたが、そのつど嫌がらせや妨害にあうなど、この問題については当事者だと自覚している。 特別チームの調査報告にあるようにジャニー氏は顕著な性嗜好異常者(パラフィリア)で、20歳から80歳半ばまで、小中学生相手に間断なく頻繁かつ常習的に性加害を繰り返した。1965年の新芸能学院との裁判で少年への性加害が取り沙汰されたが、訴訟では事実認定されず終わった。1980年代には元フォーリーブスの北公次が著書『