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ブックマーク / founder.hatenadiary.org (8)

  • 内モンゴル小旅行記 - 成毛眞ブログ

    ドルジ 横綱・朝青龍の素顔 (講談社文庫) 作者: 武田葉月出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/15メディア: 文庫 クリック: 66回この商品を含むブログ (31件) を見る朝青竜騒動のおかげで、最近モンゴルの光景をよく見る。おかげで15-6年前の内モンゴル旅行を思い出した。面白い旅行だったので、忘れてしまう前にメモを書きのこしておこうと思う。 まだボクがマイクロソフトの社長をやっているときのことだ。社長室長、広報室長、マーケティング部長と夏休みをどうしようかと相談していた。きまったのは内モンゴルである。早速、広報室長が中国旅行社に連絡して、フツーの「7泊8日内モンゴルでゲルに泊ってみるツアー」に団体で申し込んだ。マイクロソフトの電子百科事典『エンカルタ』の小林編集長にも声をかけた。小林さんは平凡社『世界大百科事典』の編集長をされていた著名な編集者だ。当時60代後半だった

    内モンゴル小旅行記 - 成毛眞ブログ
    mfluder
    mfluder 2010/02/10
    生々しく人間くさい
  • 『外国人が見た近世日本』 - 成毛眞ブログ

    外国人が見た近世日人再発見 作者: 大石学,磯田道史,山博文,岩下哲典,竹内誠,財団法人上広倫理財団出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2009/11/27メディア: 単行購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見る5人の江戸学者たちの論文集である。それぞれの学者はこの分野の出版活動では有名である。ボク自身が最近読んだをあげて紹介すると。『天下人の一級資料』の山博文、『首都江戸の誕生』の大石学、『殿様の通信簿』の磯田道史、『幕末日の情報活動』の岩下哲典の4人を江戸東京博物館館長の竹内誠がたばねている。 竹内による序論によると、2005年に竹内の呼びかけで「日人再発見歴史研究会」が発足し、書はその果実だという。山は16〜17世紀、大石が18世紀、磯田が19世紀、岩下が日露関係史を担当した。 けっして日常的な読み物ではないのだが、じつに爽快

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  • 『終身刑の死角』 - 成毛眞ブログ

    終身刑の死角 (新書y) 作者: 河合幹雄出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/09/05メディア: 新書購入: 3人 クリック: 39回この商品を含むブログ (14件) を見る昨年5月15日に「量刑制度を考える超党派の会」が発足している。会長は加藤紘一、森喜朗が最高顧問。副会長には鳩山由紀夫や亀井静香、古賀誠、中川秀直、浜四津敏子が就任している。書はその動きに対して阻止せんとして、ブログでも紹介した『日の殺人』の著者で、法社会学者の河合幹雄が書き下ろしたものだ。ちなみに著者のお父上は河合隼雄だ。 http://d.hatena.ne.jp/founder/20090612/1244765615 あいかわらずの筆致だ。まずはきちんとした統計を持ち出して現状を客観的に理解しようとする。第1章の殺人事件についての記述は『日人の殺人』と重複するところもあるのであえて紹介しない。「

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  • 『同和と銀行』 - 成毛眞ブログ

    同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録 (現代プレミアブック) 作者: 森功出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/04メディア: 単行購入: 3人 クリック: 106回この商品を含むブログ (18件) を見るバブル期の大阪裏面史を描いているのだから、タイトルも表紙もおどろおどろしい。主人公は巨漢の元暴力団構成員である。当然のことながら、許永中や尾上縫、田中森一など「いつもの」バブル紳士達は登場するのだが、書はそれだけで終わらない。むしろダークサイドを利用していた銀行、自治体、政治家、芸能人などが実名と写真付きで引きずりだされているのだ。 主人公の小西邦彦は部落解放同盟大阪府連合会の元飛鳥支部長だ。大阪市の駐車場にまつわる業務上横領事件で有罪判決をうけ、上告中に病死している。語り手はその小西を顧客としていた三和銀行の岡野義市である。 まずは率直な感想を書こう。いや

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  • 『水道が語る古代ローマ繁栄史』 - 成毛眞ブログ

    水道が語る古代ローマ繁栄史 作者: 中川良隆出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 2009/08/01メディア: 単行この商品を含むブログ (5件) を見る鹿島出版会は鹿島建設の関係会社だが、じつは非常に興味深いを出版していることで好事家には知られていると思う。あえて好事家と書いたのは、書店では建築関係のコーナーに置かれていることが多いために、建築関係者以外の目に留まりにくいのだ。土木建築コーナーまでパトロールしにいく好きはかなりの数寄者であろう。 書以外にもこの6月に『水の匠・水の司』「米将軍徳川吉宗の厳命を受け、還暦を過ぎて幕臣となった井澤弥惣兵衛は、全国各地で新田開発・河川改修などを手掛けた。紀州流による驚異的な実績は、2世紀半が過ぎた今日でも多くの国民の生活を支えている。」なんても出している。まだ読んでいない。 さて、書の著者は工学部環境建築学の教授である。歴史家の視

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    mfluder
    mfluder 2009/09/10
    "本書ではそれぞれの水道について、長さや構造だけでなく水質や水源、給水対象についてまで言及する"
  • 「週刊現代 9月19・26日号」掲載 『夏への扉 [新装版]』 - 成毛眞ブログ

    夏への扉[新訳版] 作者: ロバート・A・ハインライン,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/08/07メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 35人 クリック: 274回この商品を含むブログ (126件) を見る書が発表されたのは、ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した1957年だ。この年、レーザーが発明され、IBMは科学技術用のフォートランを発売した。アメリカで日からの輸入車第1号であるクラウンが発売された年でもある。 全世界が第2次世界大戦のダメージから回復しただけでなく、はからずも戦争によって進歩した科学技術の果実を受けとりはじめたのだ。人類に夏がやってきたのである。 著者のハインラインは書で、この時代の雰囲気をタイムトラベルという手法を使って描写した。物語の舞台は1970年という未来に設定され、主人公はさらにその30年後へと時間旅行をする

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  • 『河竹黙阿弥』 - 成毛眞ブログ

    河竹黙阿弥―元のもくあみとならん (ミネルヴァ日評伝選) 作者: 今尾哲也出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2009/07メディア: 単行 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る「ミネルヴァ日評伝選」の7月刊の1冊である。このシリーズは約400人の日人と日にゆかりの深い外国人を選んで出版される壮大な人物評伝集だ。70人強が既刊である。予定されている人物は卑弥呼にはじまり、今西錦司までだ。これまでに読んだのは久米邦武や太田南畝の二人だけだった。二代目団十郎や馬琴なども出版されているので買っておこうと思う。曽我十郎・五郎、金地院崇伝、高田屋嘉兵衛などは今から楽しみである。 じつは書については7月19日の毎日新聞上で歌舞伎評論家の渡辺保氏が書評を書いている。書を読み終え、ブログを書く直前に検索して発見したのだが、自分が専門家とほとんど同じポイントを見てい

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  • 『振仮名の歴史』 - 成毛眞ブログ

    振仮名の歴史 (集英社新書) 作者: 今野真二出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/07/17メディア: 新書購入: 2人 クリック: 42回この商品を含むブログ (28件) を見るタイトルのまま、振り仮名(ふりがな)の歴史についてのだ。サザンオールスターの歌詞やコミックスなどに使われる振り仮名の説明のあと、平安時代から室町時代、江戸時代、明治期の3時代に分けて振り仮名の歴史を俯瞰する。 書の結論としては振り仮名は未来に伝えていく必要があるということになる。100%同意するものだ。 書でははっきりと明言してはいないのだが、現代日語は大陸の中共語と同様、「官」が用法を規定しつづける言葉だ。昭和21年の内閣告示第32号の「当用漢字表」の発表いらい、現在使われている「常用漢字表」も学者と官僚によって作られている。その「当用漢字表」には「振り仮名は原則として使わない」と規定されてい

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    mfluder
    mfluder 2009/08/20
    "ともあれ、本書の本来のテーマである振り仮名の歴史がじつに面白い。左右に振り仮名が付けられているケースがあるのだが、これは室町時代から使われていたらしい。すなわち「旱天」に対して「ヒデリ」という振り仮
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