◇「焼き殺したこと」に疑義呈され、釈明する文書を配布 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)が拘束したヨルダン軍パイロットを焼き殺したことについて、ISが支配地域の住民向けに「イスラム教の教義に反していない」と釈明する文書を配布していたことが11日、IS支配地域の住民らへの取材で分かった。ISの宗教家の一人が「教義に反する」と疑義を呈し、拘束されたことも判明。残虐な殺害方法に対する反発を抑えたい思惑があるとみられる。 イスラム教の預言者ムハンマドの言行録には「火を使って苦痛を与えるのは神のみだ」と記されている。 ISが本拠地を置くシリア北部ラッカの住民らによると、ISは2月3日にパイロットを焼き殺したとするビデオを公開した後、独自に発行した「ファトワ(宗教令)」の文書(1月20日付)を支配地域の路上やモスク(イスラム礼拝所)で住民らに配布した。 この文書では「言行録にあ
(フィナンシャル・タイムズ 2014年2月9日初出 翻訳gooニュース) 日本の公共放送を抑圧しようとするのは嘆かわしい。 アベノミクスの原動力のほとんどは中国からきている。日本経済を復活させようという大胆な作戦は、力をつけて台頭する中国への警戒心があればこそのものだ。 積極的に自己主張する新興中国を恐れるからこそ自民党は、声高に愛国的な安倍晋三氏に頼ったのだし、中国台頭を恐れるからこそ多くの日本人は鼻を抑えながらでも 安倍氏に投票したのだ。中国について同じように危機感を抱くからこそ、安倍氏自身も、15年にわたる日本の不況をなんとかして、自国利益を守ることのできる豊かな国を作らなくてはならないと確信するに至ったのだ。安倍氏は、戦争中の残虐行為について日本だけが不当に特別扱いされ批判されていると考える歴史修正主義者だ。それでも安倍氏は最初のうちは、経済改革案を立ち上げて軌道に載せるまでは、
英語メディアが伝える「JAPAN」なニュースが、こんなに重みをもつ事態が起きるだなんて……。東日本大震災とそれに伴う被害に遭われた皆様、大事な人を亡くされた皆様に、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。ご承知のように震災発生からこちら、海外メディアには「JAPAN」のニュースが溢れかえりました。悲嘆の言葉、応援の言葉、称賛の言葉、そして批判の言葉も。そこから透けて見えたのは、日本と日本人の姿もさることながら、伝える側の恐怖、そして伝える側の地金でした。(gooニュース 加藤祐子) ○最初は日本称賛で始まった 3月11日からこちら、ご承知のようにほとんどの海外メディアのトップニュースは(多国籍軍のリビア空爆が始まるまで)ずっと日本でした。その最中にあって私は、単発の記事がどうだったとストレートニュースとして伝えるならともかく、コラムという形式の難しさを痛感し、原稿を書いては何度も自らボツに
「殺された」戦死者の思い:野口 健(アルピニスト)(1) 2009年8月24日(月)15:00 テントに遺書を書きつづけていた ヒマラヤ・マナスル峰から帰国し、間もなく2カ月。早くも、あの生き死にの世界で必死に生きていた生活が恋しい。ヒマラヤにいたときのほうがはるかに厳しい環境だったのに、私にはヒマラヤでの生活のほうが、日本にいるときよりも楽なのか、肉体面は別として、少なくとも精神的にはとても健康。ヒマラヤでの生活はたしかに厳しいけれど、要はいかにその日を生き延びるか。日々を精一杯生きるだけで、じつにシンプルだ。 ヒマラヤには通信機材を持ち込んでいるので、日本の情報もそれなりに入ってくるが、タレントの誰々が公園で全裸になって逮捕されたとか、小沢代表が辞任したとか、まあハッキリいって、どうでもいいようなニュースばかりで、とくにヒマラヤなんかにいると、「日頃の情報がいかにもくだらないなぁ」
中国の筋書きはチベットの民族対立を隠せず――フィナンシャル・タイムズ 2008年3月31日(月)15:39 (フィナンシャル・タイムズ 2008年3月27日初出 翻訳gooニュース)チベット自治区ラサ=ジェフ・ダイヤー 中国政府はこのほど、チベット自治区ラサに報道関係者数名を招き入れた。政治的な調和と協調がこの街に戻ったと、そう強調するためだ。 ラサでは4日間の抗議行動の後、3月14日に暴動が発生。それがいくつものチベットの都市に飛び火した。そうした状況を経て中国当局は、事態の沈静化を対外的にアピール。チベット地区が反中感情に覆い尽くされたわけではないと強調しようとしていた。 自治区政府のペマ・チリン副主席は、「全ての民族はひとつになって団結し、こうした犯罪行為を取り締まる」と発言。暴動の背景には民族対立があったのではないかとの指摘はいずれも「民族間の対立をかりたてようとしてい
チベットをめぐる認識ギャップ 西側はそう見るかと中国、怒る――フィナンシャル・タイムズ 2008年3月25日(火)12:05 (フィナンシャル・タイムズ 2008年3月19日初出 翻訳gooニュース) リチャード・マグレガーとジャミル・アンダリーニ 中国の外から、特に欧米の視点からチベット暴動を見ると、それは長年の残酷な宗教的・文化的圧制に耐えかねた人々による、自発的な決起に思える。 しかし中国の中から見えるものは、全く違う。チベットの抗議行動は中国国内では、暴徒による騒乱として伝えられている。北京の政府が長年支援してきたというのに、感謝知らずの不逞の輩が亡命中のダライ・ラマにいいように操られて、国の分断を図っているのだと、そう伝えられているのだ。 こうした認識ギャップのせいで、中国では根深い反発と憤りが生まれている。そしてさらに、この問題が8月開催の北京オリンピックに影を落と
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