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ブックマーク / t-hirosaka.hatenablog.com (6)

  • 年始の挨拶を書けなかったわけ - 恐妻家の献立表blog

    今年こそ定期的にブログを書こうと思っていたのだが、正月早々北陸の震災で気勢をそがれたうえ、1月に94歳の誕生日を迎えた老母がその十日後に亡くなってしまい、もう気力が尽き果てた。 一年前にはこんなことを書いていた。 https://t-hirosaka.hatenablog.com/entry/2023/02/05/120601 この記事から一年もたたずに母を亡くすとは実は予想していなかった。 去年の夏からこの正月までは母は幸いにも小康状態を保ち、ときには冗談めいたことを口にして笑ったり、親戚の見舞いに喜んだりして過ごしていたのだった。この調子なら、ふだんの口癖のように100歳まで生きるのではないかと思っていた。 ところが、親戚も集まって誕生日を祝ってから一週間後、高熱を出し、その日は医師の往診で熱は下がってほっとしたものの、翌日に嘔吐、その次の日には顔に黄だんが出て、夜には息を引き取った。

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  • 学生時代に読んでおくべきだった―夏目漱石『こころ』 - 恐妻家の献立表blog

    漱石の『こころ』は、学生時代に何度か挑戦しては読み切れずに放りだしていた。最初に読んだのは高三のときだったと思う。登場人物がくよくよ悩むばかりで何が面白いのだか、さっぱりわからなかった。大学生になって桶谷秀昭先生の授業に出たら、夏休みのレポートの課題図書に指定されたので再挑戦したが、三角関係に悩む話がますますつまらなく感じてレポートを書きあげないまま投げ出してしまった。その後も他ので引用されたり言及されたりしている箇所を確認するために拾い読みしたことはあったが、小説として最初から最後まで通して読んだことはなかった。文学には相性というものがあって、この作品は私とは相性が悪いのだと諦めていた。 ところが最近ふと手に取って通勤電車の中で読みはじめたら、たいそう面白く読みふけってしまった。 広く知られた名作なので紹介も感想も必要ないだろう。ただ、学生時代の私がどうしてこの面白い小説を読めなかった

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  • 「劇場版零」(安里麻里監督) - 恐妻家の献立表blog

    医師とから静養を命じられたので、自宅で映画鑑賞。 劇場版 零~ゼロ~ スペシャル・エディション [DVD] 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2015/03/03メディア: DVDこの商品を含むブログ (4件) を見る中村ゆり、中越典子、美保純とお気に入りの女優さんが出ているので選んだ。 ストーリーは期待通り、噂に乗じた犯罪を暴くミステリ映画でもあれば、人間の行動の背後にある呪いに迫るオカルト映画でもあって、オカルト風味とミステリ風味がからまってよい感じだった。大塚英志原作だそうだから、さすが設定に無理がない。 ただ、ゲームが元になっているとかで、私はそのゲームを知らないものだから、最初のうち、ちょっと入りづらかった。けれども、幽霊の見せ方や、憑依の場面がよく描けているなと思ったら、この監督さんオカルトやホラー映画をいくつも手掛けている様子。今度、他の作品も拝見

    「劇場版零」(安里麻里監督) - 恐妻家の献立表blog
    mfluder
    mfluder 2015/06/01
    中条あやみ 森川葵 山谷花純
  • トリック新作スペシャル3 - 恐妻家の献立表blog

    テレビドラマとして放映されたもののようだが、DVDで視聴。 横溝正史『犬神家の一族』のパロディを楽しんだ。 レギュラーメンバーのほか、ゲストの国生さゆり、藤田朋子、飯島直子、上条恒彦の怪演が見もの。 藤崎千佳子役の朝倉あきが熱演。初めて観た女優さんだが、すっかり気に入った。現在、芸能活動を休止中とのことだが、ぜひカムバックしてほしい。 [rakuten:guruguru-ds2nd:10568725:detail]

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    mfluder
    mfluder 2014/12/15
    “藤崎千佳子役の朝倉あきが熱演。初めて観た女優さんだが、すっかり気に入った。現在、芸能活動を休止中とのことだが、ぜひカムバックしてほしい”
  • ニーメラーの警句 - 恐妻家の献立表blog

    ニーメラーの警句として知られる文章がある。先日、またこの警句を思い出させるような事件があった。丸山真男「現代における人間と政治」(『現代政治の思想と行動』所収)から孫引きする。 「ナチが共産主義者を襲ったとき、自分はやや不安になつた。けれども結局自分は共産主義者でなかつたので何もしなかつた。それからナチは社会主義者を攻撃した。自分の不安はやや増大した。けれども依然として自分では社会主義者でなかつた。そこでやはり何もしなかつた。それから学校が、新聞が、ユダヤ人が、というふうに次々と攻撃の手が加わり、そのたびに自分の不安は増したが、なおも何事も行わなかつた。さてそれからナチは教会を攻撃した。そうして自分はまさに教会の人間であつた。そこで自分は何事かをした。しかしそのときにはすでに手遅れであつた。」(Mayer,op,cit.,pp.168-169) このニーメラーの言葉は典拠不詳のままアレンジ

    ニーメラーの警句 - 恐妻家の献立表blog
    mfluder
    mfluder 2012/12/13
    "この内側の住人の実感「一般の国民の日常感覚」に対して、外側、「同じ世界のなかの異端者」「内側から外側にはじき出されていった人間」、すなわち体制の被害者や異端者や抵抗者にとっては「同じ世界はこれまで描
  • 西門豹が河伯娶婦をやめさせた話 - 恐妻家の献立表blog

    先日、『史記』で、西門豹の話が「滑稽列伝」にあるのに違和感を覚え、これは「循吏列伝」の方がふさわしかったのではないかと思ったものの、それも私一人の妄想かと恐れて賢者の教えを乞うた。 http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20120110/1326127106 有り難いことに、id:nagaichiさんがブックマークコメントでご教示くださいました。 「王鳴盛『十七史商榷』巻六の滑稽伝附もほぼ同じことを指摘」しているとのこと。 ありがとうございます。数日も図書館にこもらなければわからないようなことを知らせていただき感謝にたえません。 あまりにもよくできた面白い話なので、これが「滑稽列伝」に置かれていることに何かアイロニーが隠されているのか、あるいは楚の優孟の芝居のようなものだったらどうしようなどと迷った挙句の思いつきでしたが、お蔭で、私の一人合点もそれほど見当外れで

    西門豹が河伯娶婦をやめさせた話 - 恐妻家の献立表blog
    mfluder
    mfluder 2012/01/15
    面白い "古代の行政官として節操"
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