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2013年4月10日のブックマーク (1件)

  • 『中国絶望工場の若者たち』 希望という病気にすら罹れない人びと - HONZ

    「絶望工場」と聞き、多くの人が思い浮かべるのは鎌田慧氏の『自動車絶望工場』だろう。愛知県のトヨタ自動車の工場に期間工として半年間潜入し、書かれたルポである。1973年の作品だ。当時、鎌田氏が描いたのは、工場内の自動化や合理化を進める企業とそこで疎外される労働者の姿だった。それから40年。今や世界の工場となった中国でも日とは異なる形で「絶望」が生まれている。 昨年、中国で吹き荒れた反日デモで中心となったのが「第二代農民工」と呼ばれる人びとだ。都市への出稼ぎ農民の子供たち世代であり、彼ら自身も多くが農村戸籍でありながら都市部の工場で働く。「第二代農民工」に共通するのは親世代ほど、仕事や貯蓄に熱心ではない点。残業などを控え、カラオケや服、スマートフォンなどに享楽的に消費する。工場での給与も決して安くはなく、経済的豊かさも享受している面もあるが仕事に打ち込むことはない。 性別や勤務内容はさまざま

    『中国絶望工場の若者たち』 希望という病気にすら罹れない人びと - HONZ
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    mhk 2013/04/10