10日に衆院選の公示がされましたが、今回の選挙はこれまでになく重要だと考えています。私たち日本人の一人一人が、今回の選挙の本当の争点は何であるかをちゃんと理解した上で選挙に参加しない限りは、政治家はどんどん自分たちの権力を強め、ますます自分達だけに都合の良い方向に国を持って行ってしまうと思います。 今回の選挙の争点は、原発でも、安保法制でも、消費税引き上げでもありません。日本国憲法によって定められた、「立憲主義」の是非が問われているのです。分かりやすく言えば、「国の主権者は国民である。政治家に必要以上の力を与えると、ろくなことはしないので、その力を制限すべき」という考え方を今後も維持すべきかどうか、が選挙の争点なのです。