この本の最終目標は、「部屋をきれいに片づけること」ではない。片づけを通して、自分が目標に向かって集中できる環境をつくりあげることだ。 片づけるのは、「モノ」だけではなくて、「スケジュール」にまで及ぶ。前半は片付けのメリットやモノを片づけるコツが語られているが、第6章の「スケジュールの片づけ 時間を最大活用する7つのテクニック」が気になって購入した。 カレンダーに予定が入っていない状態が理想!? スケジューリングが嫌いだ。 「スケジュールをきちんと立てた方が精神安定上良い」という話も聞くが、私はそんなふうに感じたことはない。むしろ、自分の未来の行動を決めてしまうと、窮屈過ぎて息苦しくなる。でも、「スケジュールを立てなくちゃ」と、必死に苦手なことをやってきたのだ。 ところが、本書にはこんなふうに書かれている。 カレンダーに予定がなくて真っ白な状態、その時々でやりたいことだけに集中できる状態こそ