お金は、誰か他人を喜ばせた結果、もらえる報酬なのだと思っていた。でも、どうやら違うらしい。 お金は労働の「対価」ではありません。 お客さんを喜ばせた数でもないし、商品の価値やサービスの質でもありません。 がんばったごほうびでも、高いサービスを提供した見返りでもありません。*1 ええっ、だったら、お金ってなんなの? 収入には「存在給」と「歩合給」が存在する 本書では、収入を「存在給」と「歩合給」に分けて説明している。 「存在給」とは、まったく働かず、社会の役にも立たず、寝たきりだったり、人に迷惑をかけていたりする場合でも、自分自身が「もらってもよい」と思っているお金のこと。 「歩合給」は、がんばってもらえるお金のこと。 自分の存在価値を自分で認められない人、つまり、自分の「存在給」を低く見積もっている人は、がんばってがんばって、がんばらないとお金は稼げないと思っている。 結局、お金が労働や、