逮捕劇から2年半が経ちました。2年半の歳月は医療を取り巻く情勢を大きく変化させました。衝撃の2.18の時には 「この事件が有罪ならば日本の医療は崩壊する」 こういう思いが事件を知る医師の間を駆け巡りました。この事件の重要性は2年半を経過しても全く変りませんが、判決の衝撃の質は変わってきています。 「たとえこの事件が無罪でも日本の医療は崩壊する」 それでも被告産科医師が無罪であるとの願いは1mgも変っていません。 無罪なのか有罪なのか、無罪であっても判決文で割り箸訴訟のように「厳しく指摘」みたいな体裁を取るか取らないか。また有罪にしても全面有罪なのか、医師法21条がらみで一部有罪みたいな形式にするのか。さらに無罪であれ有罪であれ控訴はどうなるか・・・すべては明日下されます。この事件には多くの医師が関心を寄せ、関心を寄せた大部分の医師は無罪を確信しています。確信の根拠は「なんとなく」の方もおら