http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20080615ddm003040108000c.html ◇把握の断層帯、確率0%−−政府 今回の地震は、地震波の解析から、プレート(岩板)同士が押し合い、断層の片側がずり上がることによって起きる「逆断層型」とされる。だが、どの断層が動いたかについては専門家らの意見が分かれる。 「未知の断層による地震と思われる」。気象庁の担当者はそう語り、把握している断層とは別の断層によるとの見方を示した。 今回の震源域には、花巻断層と出店(でたな)断層から構成される「北上低地西縁断層帯」という活断層がある。しかし、この断層帯が今後30〜300年に地震を起こす確率は、政府の地震調査研究推進本部の詳細な調査で「ほぼ0%」と分かっている。 えーと、記者さんはたぶん誤解してますね。 そんなこと「分かるわけない」です。
靖国史観―幕末維新という深淵 (ちくま新書) 作者: 小島毅出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/04メディア: 新書購入: 3人 クリック: 51回この商品を含むブログ (37件) を見る 小島毅氏の『靖国史観』を読了したのは既に1か月くらい前。 はじめに 第一章 国体 第二章 英霊 第三章 維新 おわりに あとがき 参考文献一覧 本書の主張は「はじめに」で述べられた 「靖国神社の思想的根拠は(神道というよりは)儒教にある」。これが私の学説である。そして、靖国神社が国際問題として扱われることを憂慮し、そもそもの起源においてそれが国内問題であったことを、いまあらためて声を大にして訴えていくこと。それが現代日本に生きる儒教思想研究者としての使命であると、近年強く感じるようになった。(p.9)ということに要約されるのであろう。また、高橋哲哉氏の『靖国問題』に言及して、 高橋氏の議論は
はてなダイアリーのキーワードで出てくる「切断操作」という語には、宮台真司の著作の引用とともに「社会学の概念。共同体に特有な問題処理の作法。」という説明がついています。しかしこのタームが宮台氏独自のものであって、社会学の文脈で検討され通用している言葉ではないんじゃないかということを2年以上前に書いたことがあります。 →「帰属処理と切断操作?」 →「再考」 未だにこの印象は変わっておりません*1。 まず大元で押さえておくべきこととして「帰属 attribution」という社会学用語の用法があります。 人が、自己や他者の行動を含むさまざまな事象に対して、その原因を推測する過程。さらにそれを通じて、環境内の人や事物が持つ固有の属性、傾性(desposition)に関する推論を行う過程。言い換えればこれは、社会的な事象や行動の意味を解釈する過程であり、社会的相互作用を媒介する認知過程として、きわめて
厚生労働省の最新分析によると、男女間の賃金格差(男性100対女性66)においては、勤続年数と職階の格差が非常に大きく、合わせて全体の約40%ほど(勤続年数18%、職階34%)を説明すると思われます。特に職階の男女分布の均等化が最大の格差解消効果となることがわかります(100対66から77に是正)。 4つの雇用形態の組み合わせ(フルタイム正規、パートタイム正規、フルタイム非正規、パートタイム非正規)を初めて導入した平成17年度の賃金動向調査で顕著となったのが、時間当たり賃金の格差です。時間当たり賃金の男女差は、フルタイム正規で70と最大(パートタイム非正規は90)で、それに雇用形態の構成比(男性はフルタイム正規が圧倒的に多く、女性はフルタイム正規は47%にすぎない)を加味すると、時間当たり賃金の格差は約62にまで拡大します。したがって、男女の雇用構成比の違いとフルタイム正社員内の男女格差の影
_ [労働]現実を追認するロストジェネレーション 日雇い派遣禁止の方向が政府から出てきて、ネットでも盛んな論議が起こっている。ぱらぱら見た中で、興味深いと思ったのがこちら。 日雇い派遣「原則禁止」に反対する。:FIFTH EDITION 論としては、かなり破綻してるので、内容について論じたいわけではない。 って、根拠も書かずに「破綻してる」なんて言っては失礼千万なので、ツッコミどころのうち、大きなものを指摘してみますが。 まず、全体に「派遣必要論」になっていて、派遣の中でも「日雇い」がなぜ問題になってるか、ということに、まったく触れられていない。それと、非正規労働者全体と、派遣という存在の区別もあいまい。つまり、「非正規労働者⊃派遣⊃日雇派遣」という構造の中で、それぞれのレベルに特有の問題があるはずなのだが、それを恣意的に混同しちゃってるということ。 もうひとつ、派遣の存在は正社員の雇用を
雇用保険は、国が管掌し「強制保険制度」を採用しているため、事業主の意思のいかんに かかわらず「被保険者となる者」を雇用した場合には、事業所を管轄するハローワーク に「被保険者資格取得届」を提出する必要がある にもかかわらず、届出を忘れていたり、怠っていたりする場合がある このような場合には「2年」前まで遡って加入(資格取得)の手続きを行うことができる 【被保険者となる者】 ●雇用保険の「強制適用事業」の事業主に常用雇用される者 【被保険者とならない者】 ●65歳に達した日以後に雇用される者 ●短時間労働者(1週間の所定労働時間が30時間未満)であって、季節的に雇用される もの、又は短期の雇用(同一の事業主に引き続き雇用される期間が1年未満)に就く ことを常態とするもの ●日雇労働被保険者とされない日雇労働者 ●4ヵ月以内の期間を定めて行われる季節的事業に雇用される
(関連目次)→診療科による人数の偏在と、職業選択の自由 ぽち→ (投稿:by 僻地の産科医) 防衛医大のお友達からメールがありました(>▽<)!!! なんか6年生がひどいことになっているようです。 防衛医大は埼玉県にあるのですが、 そこは日本で最も医師の少ない地域! 産婦人科ではこの春の緊急派遣で福島に医者をさらわれ、 当然のように退職者も出てとぼろぼろの人手不足。 もうみんなで馬車馬のように、日々暮している状態なのだそうです。 さて、そんな国が唯一動かせる「防衛医大」 では 今年からいきなり、 専攻する診療科を学校(と国)から指定されるようになる そうです。つまり、 「○○科には何人、○○科には何人行くように」 って事を今年度の卒業生が集められて言われたそうです。 昔と違って医者を取り巻く辛い情報も外からよく入ってきます。 当然ながら、しんどいところとかリスクの多い科には専攻する人が 行
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