東金市の路上で保育園児成田幸満ちゃん(当時5)の遺体が見つかった事件で、県内の障害者の親で構成する3団体が殺人容疑などで逮捕されている勝木諒容疑者(21)への取り調べの可視化などを求める要望書を6日、東金署と千葉地検に提出した。 要望書を提出したのは県手をつなぐ育成会、県自閉症協会、千葉市手をつなぐ育成会の3団体。県育成会の田上昌宏会長によると、(1)知的障害者の特性に配慮して「はい」「いいえ」で答えられるような一問一答形式の質問は行わない(2)取り調べの全過程について、録画・録音による措置をとる――を要望したという。 田上会長は「知的障害者は質問の仕方によって、証言が揺れ動く。真実を明らかにするためにも適切な方法での取り調べをお願いしたい」と話した。