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ブックマーク / www.parc-jp.org (3)

  • 岡 真理「当事者とは何か」

    当事者とは何か 文=岡 真理 当事者とは何かということは、日社会に生きる者たちにとって、戦後責任という歴史的責任の問題を考える上で深くかかわる問いである。世代も境遇も異なる者たちそれぞれが過去の問題に対してどのように当事者性を分有し、それに対する責任を負っているのかという問題は、複雑であり緻密な議論を要するが、今回は、それとは全く異なった観点から「当事者とは何か」という問題について考えてみたい。 2004年10月、イスラエル占領下のガザで、通学途上の13歳の女子生徒イーマーン・ハマースがイスラエル兵に射殺された。遺体からは十数発もの弾丸が摘出され、この事件はインターネットで瞬く間に世界に発信された。イスラエル政府に対する抗議行動も呼びかけられた。 すると時を措かず、「兵士が少女を撃ったのは、彼女が通学鞄の中から爆発物を取り出し、監視兵に向けて投げようとしたからだ」という記事が登場する。こ

    mic1849
    mic1849 2008/05/27
    '私たちの無知、私たちのナイーヴさが、問題の不可分な一部を構成し、パレスチナ人に対する抑圧の永続化に貢献しているとすれば、このとき、私たちもまた抜き差しがたく問題の「当事者」なのではないだろうか'
  • 阿部真大「ロストジェネレーションは「大人」になれるか?」

    ロストジェネレーションは「大人」になれるか? 文=阿部真大 未来が閉ざされて目の前が真っ暗になるような経験は、受験戦争と就職氷河期をかいくぐってきた「ロストジェネレーション」の人々(現在、25歳から35歳くらいになる)にとってはあまりに日常的に訪れるものだろう。だから、私が、拙著『搾取される若者たち』(集英社新書)で描いたある種のバイク便ライダーがもっているような心性(未来のない危険労働の現場に進んで飛び込む、やけっぱちで刹那的な「やりたいこと」志向)は「そんなこと知ってます」と一蹴されかねない。 それでもバイク便ライダーたちの物語を書こうと私が思ったのは、若者の「やりたいこと」志向を彼らの「心理」の問題へと回収しようとする言説が、非常に多く出回っていたためである。 確かにバイク便ライダーたちはひどい労働状況のなかに置かれているし、未来も明るいようには見えない。そんななかで、好きな仕事にの

    mic1849
    mic1849 2008/05/27
    cf.『溶けない氷河−世代効果の展望』http://d.hatena.ne.jp/aya7928/20080526/p1
  • 五十嵐泰正「「ババ抜きゲーム」は続くのか?――国内第三世界化と外国人労働者」

    「ババ抜きゲーム」は続くのか?――国内第三世界化と外国人労働者 文=五十嵐泰正 仕事、特に若い世代のそれをめぐって、仕事をする側に関しての議論は様々に蓄積されてきた。たとえば、キャリアの蓄積に向かわないデッドエンド(袋小路)のような仕事に従事する若者に、どう専門性を身につけさせ、ステップアップのハシゴ(キャリアラダー)を架けてゆくかという議論が焦点化してきている。連載第3回の阿部真大のすぐれたエッセイは、現実をしっかりと見据えた上でこの論点を的確に整理した。 しかし一方で、仕事を生み出す側の論理に目を向けると、デッドエンド・ジョブは決してなくならない。先進国では生産性の低い製造業が国外に流出し、国内の産業の中心は“付加価値”の高いサービス業となる――。「脱産業化社会」に関するこうした教科書的な理解は、この社会の現実からあまりにもかけ離れている。 清掃業や廃棄物処理、外産業に弁当屋、そし

    mic1849
    mic1849 2008/05/27
    そもそも高齢者は体力が低下しているので、3Kのデッドエンド・ジョブには向いていないでしょう
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