ここ数日、発達障害に関するコメントがあります。 保護者の方の夢も希望もないような現実を述べるかもしれません。しかし、現実です。 まず、医学教育。 児童精神医学を専門としている教授が全国で10人はいない。 医師になって、個人的に研修するなり、全国でも少ない児童精神科の病院などで勤務することになります。 従って、医学部を出たからと言って、精神科医だからといって、児童精神医学の細かなニュアンスを診察で鑑別することは困難なことがあります。医師の個人的な児童精神医学への興味と関心と日々のお勉強に依るところが大きいのです。 DSMやICDなどの診断基準だけではASDの診断は出来ません。 次に、発達障害と直接関連する特別支援教育。 教師が特別支援教育対象児童についてどの程度教育学的な技能があるのかという問題。 文科省は6%が特別支援教育対象児童とデータを出していますが、軽度精神遅滞児童など含めると、実際