【エルサレム=三井美奈】イスラエルの人権団体ベツェレムは13日、紛争が続くパレスチナ自治区ガザ南部で、白旗を掲げて自宅から避難しようとした50歳の女性ら複数の住民が、同国軍の銃撃を受け、死亡したとする報告書を発表した。 報告書は住民証言を元にしており、女性が死亡したのに続き、軍の避難勧告を受けた周辺住民約30人が、白旗を掲げて避難先の学校に向かっていた際に銃撃され、3人が死亡したという。国軍は、「イスラム原理主義組織ハマスは住民を盾にして攻撃を続けている」と述べ、ハマスに責任があると主張している。
【カイロ=福島利之】イスラエル軍は27日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに激しい空爆を加え、パレスチナの医療関係者がカタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」に語ったところによると、少なくとも140人が死亡、200人以上が負傷した。 イスラエル軍の空爆は19日のハマスのイスラエルに対する停戦終了宣言後、最大で、警察などの建物に少なくとも30発のミサイルが撃ち込まれた。 ロイター通信によると、空爆後、ガザの武装勢力がイスラエル南部にロケット弾を撃ち込み、イスラエル人1人が死亡した。ハマスなど各勢力は「報復」を宣言する声明を出しており、交戦拡大は避けられない情勢だ。 イスラエル国防省高官はロイター通信に対し、空爆を認めた上で、「必要があれば作戦を拡大する」と語った。イスラエル政府は現在のところ、公式な声明を出していないが、空爆はガザのハマスを始めとする武装勢力が発射
県厚生連佐久総合病院(佐久市臼田)で2004年10月、頭痛を訴えて診察を受けた佐久市の女性(当時55歳)が、帰宅後にくも膜下出血で倒れ、死亡した件で、地検佐久支部は26日、業務上過失致死容疑で書類送検された同病院の男性医師(29)を不起訴(嫌疑不十分)とした。 長野地検の発表によると、女性は04年10月23日午後2時20分ごろ、後頭部の痛みで、男性医師の診察を受けたが、「肩こりなどによる頭痛」と診断され、帰宅。同日午後5時30分ごろ、くも膜下出血で倒れ、意識不明となり、05年1月12日に死亡した。 地検は、診察時に、くも膜下出血に特有な嘔吐(おうと)や、頭が爆発するような痛みなどの症状がなかったことから、CTスキャン検査などを行わなかった過失は認められないと判断した。また、検査でくも膜下出血が見つかっていても、発症から手術までに6時間の安静が必要なため、約3時間後に起きた再出血を防ぐことは
性器ヘルペス、尖圭コンジローマ…ウイルス性の性感染症増加 有効な薬承認 早期治療を ウイルス性の性感染症にかかる人が増えている。性器ヘルペスや尖圭(せんけい)コンジローマといった病気で、感染すると皮膚が傷付き、エイズウイルス(HIV)にも感染しやすくなるという。 ここ数年、治療に有効な薬などが国内でも承認されており、早めの発見と治療が大切だ。 性器ヘルペスは性器やその周辺に、水ぶくれや潰瘍(かいよう)ができる病気。皮膚の裏側から針で刺されるような痛みがあるという。尖圭コンジローマは先のとがったイボのようなものができるのが特徴。基本的には良性だが、ウイルスのタイプによっては子宮頸(けい)がんを引き起こすこともある。 全国約900の医療機関で行っている定点調査をまとめている国立感染症研究所感染症情報センター(東京)によると、2006年に報告された性器ヘルペスと尖圭コンジローマの感染件数は、1機
4月から始まった新しい高齢者医療制度で、現役世代の負担が増え、大手の「西濃運輸健保組合」が異例の解散に追い込まれるなど、健保組合の多くが苦境に陥っている。高齢者の医療費を賄うための拠出金が、大幅に増えているのが原因だ。その背景には、新たに設けられた65〜74歳の「前期高齢者」医療への財政支援制度がある。(社会保障部 石崎浩、小山孝) 「維持するメリットない」 「財政事情を考えると、健康保険組合を維持するメリットが見いだせなくなると判断した。この組合だけの問題ではないと思う」 物流大手セイノーホールディングス(岐阜県大垣市)の担当者は、グループ企業で作る「西濃運輸健保組合」が今月解散し、社会保険庁が運営する中小企業のサラリーマン向けの政府管掌健康保険(政管健保)に移行せざるを得なくなった理由を、淡々と説明した。 同組合には、関連会社31社の従業員や家族約5万7000人が加入している。新制度で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く