性器ヘルペス、尖圭コンジローマ…ウイルス性の性感染症増加 有効な薬承認 早期治療を ウイルス性の性感染症にかかる人が増えている。性器ヘルペスや尖圭(せんけい)コンジローマといった病気で、感染すると皮膚が傷付き、エイズウイルス(HIV)にも感染しやすくなるという。 ここ数年、治療に有効な薬などが国内でも承認されており、早めの発見と治療が大切だ。 性器ヘルペスは性器やその周辺に、水ぶくれや潰瘍(かいよう)ができる病気。皮膚の裏側から針で刺されるような痛みがあるという。尖圭コンジローマは先のとがったイボのようなものができるのが特徴。基本的には良性だが、ウイルスのタイプによっては子宮頸(けい)がんを引き起こすこともある。 全国約900の医療機関で行っている定点調査をまとめている国立感染症研究所感染症情報センター(東京)によると、2006年に報告された性器ヘルペスと尖圭コンジローマの感染件数は、1機