Not your computer? Use a private browsing window to sign in. Learn more about using Guest mode
Not your computer? Use a private browsing window to sign in. Learn more about using Guest mode
一般の方向けの講演(滅多にないけど)で私も話すことの多い、業界の問題点について、「誠」というオンラインマガジンが、丁寧に報告しているのを、システム担当コセキが自主的にやっている社内メルマガで教えてくれた。 興味のある方は、こちら、「誠」をお読みいただくとして、私がその中で特に強調したい部分は以下。(茶色い部分が「誠」の記事からの引用) ①2大取次の寡占 4大出版社の規模や書店トップの紀伊國屋書店の規模は、大阪屋とほぼ拮抗(きっこう)しており、日販、トーハンに比べれば本当に小さな会社。出版社と書店はいわば中小企業の集合体であって、寡占とは真逆の群雄割拠になっているのだ。 つまり、川上と川下の企業数が多く、川中が寡占化された、砂時計のような特異な構造を出版業界は有している。他業界にはほとんど見られない構造だ。 日本型出版流通の大きな特徴は、このように日販とトーハンの流通寡占であり、出版社は全国
Share and discover what’s happening right now, anywhere in the world.
夏休みの前にあっという間に読んでしまって、周りの人、みんなに(息子にも)勧めている、佐々木俊尚さんの「2011年 新聞・テレビ消滅」と、そのちょっと前に読んだ小林弘人さんの「新世紀メディア論 新聞・雑誌が死ぬ前に」。 ともに、インターネット、デジタル時代、マス広告モデルと既得権にあぐらをかいていたマスメディアが、いかに、崩壊していくか、しているかを述べたものである。 たとえば、佐々木さんの「新聞・テレビ消滅」では、 さまざまなメディアの機能を、 1 コンテンツ 2 コンテナ 3 コンベア に分けて分析し、それぞれの部分で、他に取って代わられていく様子が解説されている。 たとえば、 1 コンテンツ=新聞記事 2 コンテナ=新聞紙面 3 コンベア=販売店 が、 1 コンテンツ=新聞記事 2 コンテナ=ヤフーニュース、検索エンジン、誰かのブログ、2ちゃんねる(いまなら、twitterもいれな
公共図書館においては、その主力商品である「本」がどうなっていくのかは、館の存亡にも関わる問題。それだけに、時流にながされるのではなく、自らがオールを漕ぐ必要もあるかと考える。そんな立場から「この先にある本のかたち」について考察してみたい。 ■印刷・製本されている「本」 基本的にはこの数年で極端な変化はないと考えている。2009年時点で図書館や書店で扱う「本」のカタチはよほどの天変地異でもあって「紙」が無くならない限り続くと思われる。ただ価格は高くなるかな...諸外国の出版物のように、「ハードカバー」と「ペーパーバック」のように「単行本」と「文庫本」は存在し続けるが、価格が今の倍にはなる可能性がある。 ■電子出版による「本」 iPhoneのような携帯電話が他社からも販売されたり、ネットブックPCから電子ブックリーダー型PCへの移行にともなうハードウェア環境の整備、電子書籍フォーマットの国際標
河出書房新社は6月12日、10月に創刊する選書シリーズ「河出ブックス」と大型企画2点についての出版企画説明会を東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で開催した。取次会社や広告・マスコミ関連会社約60人が出席した。 初めに挨拶した若森繁男社長は「『河出ブックス』は念願の企画で、ずっと出したいと思っていた。外商向けの大型企画も用意している。いい企画であれば書店さんも潤う。今日は全体的に書店さん応援の企画である」と話した。 続いて、小野寺優取締役編集本部長が企画方針について説明。「書籍版元として、書籍が売れない時代に何をすべきかを考えて得た結論は2つ。1つは知りたい好奇心に応える。そして圧倒的なクォリティの本を出す。これに尽きる」と語った。 さらに、「世界文学全集」の第3集刊行の決定や大型企画本『骨から見る生物の進化』の重版(初版6000部)、絵本『くまとやまねこ』の23刷・14万部のベストセラーなど
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
「町のパン屋さん」のような出版社ができないだろうかと、考えるのである。どこの町にも一軒くらいは「こだわりのパン屋」があるだろう。家族経営で、石窯で焼いた手作りパンを売っているような。宮崎駿の『魔女の宅急便』に出てくるグーチョキパン屋とか、そんな感じだ。ご主人が奥でパンを焼き、奥さんが店に立ってパンを売る。奥さんが身重になると、女の子をバイトに雇って店番を頼んだりして。 事業規模はとても小さい。売り上げも微々たるものだが、旦那と奥さんと生まれてくる子供が生活できるのなら、それで十分である。お客さんは町の住民に限定されるので、奥さんの対人会話能力が店の生命線である。うまく行けば、ただパンを売るだけではなく、地域のコミュニティセンターとして機能することもある。こうなれば、町の店舗の理想であろう。 パン屋さんでなくとも、八百屋さんでも魚屋さんでも、地域に密着した独立型店舗ならなんでもいいと思われる
グーグル日本法人の辻野晃一郎社長は13日、都内で会見し、国内の複数の新聞社と自社で得た広告収益を分配することで協議していることを明らかにした。 グーグルは自社の検索サイト上で、新聞社がネット上で配信する記事の見出しを、契約せずに表示するサービスを提供している。そのため新聞社のコンテンツを無料で利用しているとの批判が、米国を中心に上がっている。 米大手通信社AP通信のディーン・シングルトン会長は6日、グーグルとの名指しは避けたものの、「契約に基づかずにウェブ上で記事を利用する行為に対しては、法的措置も辞さない」などと述べた。 辻野社長は会見でこれらの状況について触れ、「新聞社との収益の分配は、積極的に進めたい」と語った。具体的な方法などについては、明らかにしなかったものの「個別の新聞社と話はしている」と述べた。 検索サイト上でニュースを表示するサービスはヤフーも行っているが、同社は自社サイト
『月刊現代』『ロードショー』『PLAYBOY日本版』『論座』『主婦の友』…。月刊誌の休刊が相次いでいる。硬軟問わず、世代でもくくれず、男女向けの別もなく、かつては発行する出版社を代表した看板雑誌さえ消えていく。雑誌不況は「もはや底なし」とも。インターネットとの競合、広告費の減少、活字離れなど、さまざまな背景が語られるが、現役の月刊誌編集長らに、近況と生き残り策を聞いた。(牛田久美)特ダネでも… 「雑誌が売れて売れて…なんて時代はない。いつも編集者は頭をひねり、良い企画を打ち出すことで時代とともに歩んできた」 『WiLL』編集長の花田紀凱(かずよし)さんは、過去に自らも編集長として創廃刊を経験し、栄枯盛衰を実感してきた。毎年、おびただしい数の雑誌が生まれては消えていく厳しい世界。その前提は変わらないが、最近は「編集の手応えが違ってきた」と語る。 「以前は、スクープをつかむたびに部数が伸び、階
帝国データバンクによると、月刊誌「男の隠れ家」「頭で儲ける時代」の刊行で知られる出版社「あいであ・らいふ」(東京都港区虎ノ門2、資本金2000万円)と関連会社の「あいであ・らいふホールディング」(資本金500万円)が15日、東京地裁に自己破産を申請した。負債総額は2社で計24億6000万円。 「あいであ・らいふ」は74年設立。男性向けライフスタイルマガジン「男の隠れ家」や、老舗ビジネス誌「頭で儲ける時代」を主体に新刊書の出版も手がけてきた。しかし、定期購読率が低下しインターネットなど他媒体との競合が激化、売り上げが減少していた。 【関連ニュース】 11月倒産:6年ぶり高水準 昨年の累計上回る モリモト:民事再生、負債総額1615億円 オリエンタル白石:会社更生法の適用申請 負債605億円 企業倒産:11月は1277件 6年ぶり高水準 運輸、金融業など増加 冷凍野菜産地偽装:キ
最近、雑誌がつぶれまくっている。 「月刊PLAYBOY」「月刊現代」「主婦の友」「論座」…… そんなこんなで、先日も某新聞社の取材を受けてきた。相次ぐ雑誌の休刊についてどう思うかというような話だった。 休刊を残念がる人の意見は次の二通りが主だと思う。 ①「書籍の受け皿となるべき雑誌がなくなると出版文化がすたれてしまう」 ②「雑誌は編集者や作家の育成の場。それがなくなれば育成をする場所がなくなってしまう」 どちらもその通りだと思う。 ①については、雑誌が取材費をねん出して連載をさせ、それを単行本、そして文庫本にすることで利益をえる体制がある。 出版社も著者もトータルで黒字にするようにがんばっているのだ。特にノンフィクションの場合はそうだろう。雑誌がなくなれば、作者は赤字になるので書かなくなり、結果として出版物のレベルや点数が落ちる。 ②についても、まぁ、そうなんだろう、と思う。 単行本一冊つ
The Appleseed Agency Ltd. 私たちは、作家の「表現活動」を支える エージェンシーです。
YOHANに対する銀行の融資がストップ、7月末で破産予定という情報を入手したのは、わずか2日前だった。なすすべがなかった。 賀川氏が去り、ランダムウォークが次々と閉店し、倉庫が移転縮小し、スタッフがどんどん辞め、という状況だったので、ああついに来たか、というのが業界の大方の感想だろう。 今回の事件の影響はかなり大きい。日本の洋書販売は、実は大部分をYOHANに頼っていたからである。洋書で有名な丸善も、かつては自前で洋書を仕入れていた時期もあったが、今ではすっかりYOHANに頼っている現状だ。もちろん影響は丸善だけにとどまらない。洋書取次の最大手が倒産したのだ。下手をすると、日本の書店から洋書が消え、洋書はアマゾンでしか買えない、なんて最悪の事態が発生する可能性だってあったわけだ。幸いなことに日貿や嶋田洋書、UPS、タッシェン、ベイカーなど、洋書の他卸が健在であり、仕入れ先を使い分けることで
松下電器産業とソニーがそれぞれ、専用端末を使った電子書籍から事実上撤退することが分かった。ソニーは昨年、松下は今年3月までに端末生産を打ち切り、書籍ダウンロードサイトは今年度中に閉鎖する。一方、携帯電話向けの書籍配信サイトは継続する。 国内メーカーは2003年ごろから電子書籍市場に本格参入したが、専用端末やコンテンツの価格が高すぎたり、利用できる書籍数が少なすぎるといった問題が改善されず、普及が進まなかった。その間に携帯電話向け電子書籍市場が成長。専用端末の“居場所”がなくなっていた。 松下は、電子書籍専用モノクロ端末「ΣBook」を2004年に3万7900円で、カラー端末「Words Gear」を2006年に4万1790円(直販サイト価格)で発売したが、ΣBookは数千台程度、Words Gearは約2400台しか売れなかった。Words Gearは当初、初年度1万台程度の出荷を見込んで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く