近年、徐々にではあるが、映画の中のLGBTキャラクター描写にいい意味で変化が訪れている。しかもこれは、映画の中だけでなく映画業界全体に言えることだ。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア国際映画祭は、LGBT映画を対象にした特別賞を設けているし、LGBT擁護団体のGLAADの調査によると、2017年に大手映画制作会社からリリースされた全映画作品の13パーセントに、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、またはクィアと特定できるキャラクターが登場した。 今年のアワードレースを振り返ってみても、『女王陛下のお気に入り』(2019年)や『ある女流作家の罪と罰』(2018年)、『グリーンブック』(2019年)といったLGBTキャラクターが登場する作品がアカデミー賞を受賞したりノミネートされ、興行的にも大成功を収めている。一方で、オスカー4冠の快挙を成し遂げた『ボヘミアン・ラプソディ』(20
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