創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク スポンサード リンク ・創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク この本は粘菌の話から始まる。南方熊楠も粘菌の研究者であったが、時代の先端はいつも粘菌的なのかもしれない。 粘菌というアメーバ状の原始生物を人工的な迷路に閉じ込めて、一定の訓練を与えると、思考能力のないはずのこの奇妙な生き物は、入り口から出口までの最短ルートに広がる。粘菌を構成しているのは、何千、何万もの独立した単細胞である。細胞そのものは、思考する脳はおろか、高等動物レベルに発達した知覚器官さえ持ち合わせていない。 ・粘菌が迷路を最短ルートで解く能力があることを世界で初めて発見 http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2000/000926/ 理研の研究発表。 この粘菌の高度なふるまいは、近隣