先日、ある偉い方々とお話をさせていただく機会がありました。 「いすみ鉄道は頑張っているけれど、安全性が確保できなければ、いくら頑張っても、その努力が水の泡になる。」 私にとっては雲の上の存在のその方々は、そうおっしゃいます。 いすみ鉄道は昨年末に脱線事故を起こしてしまい、皆様に多大なご迷惑をおかけしたことから、1月と2月に安全総点検を行って、線路の整備を今まで以上に重点的に行ってきていて、脱線箇所の整備が先日終了したところです。また、運転取扱いなどに潜む危険を洗い出して、日常の業務にも見直しを行って、間もなく始まる春の観光シーズンに備えているのですが、その方々は、私にこう付け加えました。 「いざ事故が起きたら、社長はたいへんなことになる。福知山線の事故ではJR西日本の社長は強制起訴されたし、JR北海道の社長は自殺してるんだ。だから気を付けなければいけないよ。」 そう言われて私は「