築年数を重ねても資産価値が下がらないマンションがある。立地や設備に恵まれているから、と言ってしまえばそれまでだが、もう一つ、住民のマンションや地域に対する「情熱」がマンションの価値を左右する例も少なくない。 「マンション化率」という言葉を知っているだろうか。ある自治体の全世帯数に占める分譲マンション戸数の割合を示すもので、不動産専門のデータバンク「東京カンテイ」が算出しており、2015年調査で見ると東京23区では3.3世帯に1世帯がマンションに住んでいることになっている。 これだけでもマンション居住者の割合の多さに驚かされるが、さらに行政区別に見ていくと東京都千代田区、中央区、港区の、いわゆる都心三区では1.2~1.3世帯に1世帯がマンション住民。また、この数値は東京に限らず、首都圏はもちろん、関西圏その他の都市圏で年々増加を続けている。都市ではマンション住民を抜きに街は語れなくなっている
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