「少年ジャンプ+」で連載中の作品『タコピーの原罪』が今、毎週のように漫画ファンをザワつかせている。最新話が掲載されるたび、同作の関連ワードがツイッターのトレンド上位に浮上し、ファンによる考察や感想が数多ひしめいているのだ。いじめ・毒親など、子供たちの暗澹(たん)たる世界を容赦なく描き、多くの読者の心をとらえるこの作品の魅力を紹介していきたい。 【写真】その他の写真を見る ■“感情の伏線”を凄まじい解像度で描く 『タコピーの原罪』は昨年12月に連載を開始。掲載数は3月4日時点でまだ13話しかないが、1話あたりの閲覧数は250~300万におよび、同アプリ内の作品でもトップクラスを誇る。最近では、最新話が更新される金曜未明に「タコピー」関連のワードが必ず上位トレンド入りし、これをきっかけに読み始めたファンも多いのではないだろうか。 物語は冒頭、“ハッピー”を広めるため地球にやってきた生命体が、小