オランダの首都アムステルダムにある国立美術館が、9年間にわたる本館の改修作業をほぼ終え、隣接する別館に展示されていたレンブラントの代表作「夜警」の大がかりな引っ越しが行われました。 アムステルダムの観光名所として知られる国立美術館の本館は、1885年から使用されていて、老朽化などのために2004年から大規模な改修作業が行われ、この間、レンブラントの「夜警」をはじめ主要な作品は隣接する別館に展示されていました。 改修作業はこれまでにほぼ終了し、27日、美術館の代表的な作品である「夜警」を本館に移動する作業が行われました。 「夜警」は、縦3メートル79センチ、横4メートル53センチ、重さが330キロ以上あるため、クレーンを使って別館から取り出されました。 警察官が警備に当たるなか、台車に載せられ、およそ10人の作業員が本館まで押して運びました。 1642年に描かれた名画を傷つけないよう、「夜警