かつて冷戦時代に使われた監視技術が今や、おもちゃにも取り込まれている。極めて実用的な暗視スコープが、土曜日の朝、アニメ番組のスポンサー広告として紹介されるようになった。 今回紹介する米Jakks Pacific社の赤外線暗視スコープ「Night Vision 2.0」は、対象年齢が8歳以上のハイテクおもちゃだ。小売価格は、わずか59.99米ドルながら、真っ暗闇の中でもものが見える。 Night Vision 2.0は同社のハイテクおもちゃ「EyeClopsシリーズ」の1つで、このシリーズにはこのほか「Bionic Eye」や「Mini Projector」などがある。EyeClopsシリーズの共通点は、既存の技術をたくみに組み合わせて、子供の興味を引くようにまとめることである。例えばBionic Eyeは、複数のレンズを組み合わせた複合レンズ技術とCMOSセンサーを使う。両者を融合すること