「関西インターネットの夜明け」(4) WINC設立準備 WINCは関西のインターネットをどうしようかという議論の中で、最終的にはビジネスでも使えるプロバイダーになり、大学は大阪大学をハブとしたORIONSと、京都大学をハブとしたNCA5の二つに分かれ、全体で三つの組織で動き始めることになる。今回はその動きの過程を書いてみる。 ボランティアベースのJUNETが破綻しているという気持ちはJUNETを運用している人たちには共通だったようで、私の場合はたまたま吹田キャンパスの電気系の通信工学科の8階の助教授室に下條先生が顔を覗かせた時がそのためにアクションを起こした最初であった。下條先生との間で何かやりましょうということ、当時、千里国際情報事業財団におられた上善さんも巻き込んの最初の集まりが、千里中央にあった千里国際情報事業財団で1992年5月7日に行われた。この時のアジェンダと書きこみが htt