中西準子先生の最新の著書である。ご寄贈いただいたので、やはり、何か書かない訳にはいかないです。全部を詳細に読んだ訳ではなく、興味のあるところをつまみ食いをした感じの、かなりバイアスの掛かったご紹介です。 まずは、本のデータから。 日本評論社 2014年3月11日 第一版第一刷発行 ハードカバーの丁度300ページ 目次 まえがき 第1章 放射線のリスク p1 第2章 原発事故のリスク p69 第3章 福島の「帰還か移住か」 p175 第4章 化学物質のリスク管理から学ぶこと p239 第5章 リスクを選んで生きる p275 C先生:最初にもった感想は、福島に居住し放射線の悪影響について心配している人々が、第1章、第2章を読んで、これが真実なのだと思うことになれば、かなり安心感が戻るのに、ということだった。 A君:3月11日のことですが、報道ニュースステーションが、福島での18歳以下の甲状腺が