いつもとは趣旨を変えて酷評に対する反対意見を書いてみようと思う。 ネタバレなし ネット上で良くない意見が蔓延っているが、良い映画体験を1人でも多くの人にさせたいので軽く所感を記す。できるだけネタバレはしないように努力する。ちなみに私は本作に対して、手放しで絶賛とまでは行かないが、おもしろかったと素直に言える。 まず、本作の主人公、東ゆう は間違いなくクズである。彼女は夢に取り憑かれているがために、周りの全てを踏み台にしてアイドルを目指している。アイドルグループ結成のために東西南北から1人ずつメンバーを集めて友達になるが、4人の関係性を純粋な友達だと思っているのは西南北の3人のみである。東ゆうは「友達」を道具としか思っていない。 酷評の多くは、アイドルを目指す物語で、もっと言えば夢に情熱を捧げる作品で、このようなクズを主人公にするのは生理的に無理だということだが、問題はそこにある。本作はそも
![『トラペジウム』の酷評に対して|しょうけんw](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6fbef0f07e8c0356ea0857e30ee9999542120a9e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F140315901%2Frectangle_large_type_2_6fb04ce175be59298dcee94e3821a534.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)