既に日本全国民が気がついているように、原子力災害の実情をどうやって可視化して政府や行政機関から正確な情報を伝えるのか、それが状況把握にいかに大切であるかということは論を待ちません。 3 月 11 日以降に様々な測定が文科省や福島県によって行われましたが、それは数字の羅列であり、目で見て状況を理解するのは困難でした。すなわち、せっかくの大量の測定が可視化されないために、宝の持ち腐れでした。 4 月 11 日に「福島県内 1,600 箇所の放射線量を可視化してみた」という記事を書きました。複数の研究者と協力し、福島県が 4 月 5 日から 7 日に測定した 1600 箇所の放射線量の測定データを可視化したものです。なんでこんな作業をしたかというと、福島県が数値の羅列 PDF を公表するのみだったからです。 ▲ 4 月 11 日に公開した図 いくつかの測定は経緯度が公開されていたのですが、なぜか