今週の予定は、知り合いの家で飼い猫を1時間ほど撮り、ペット撮影について考察するというユルい内容のはずだった。しかし、互いの都合が付かずボツ。さらにネコ系アミューズメント施設へのアポも間に合わず、急遽ノラネコを追うことになった。 実は前モデル「FinePix F11」の頃から、ノラネコをよく撮っていた。従来のコンパクトデジタルカメラだと難しかった、路地や日陰のネコも結構簡単に捉えられたからだ。沈胴レンズにしては比較的速い起動、ISO800までの自動増感、安心して使える高感度画質など、場所を選ばない撮影こそFinePix F11の強み。当然FinePix F30でもそうした美点が受け継がれ、さらにISOオートがISO1600までになったことで、よりチャンスに強くなっている。高感度時の画質も全般的に向上しているので、画質面でも期待できる。 今回の設定は、撮影モードが「M(マニュアル)」、AFが「