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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (5)

  • 活字中毒R。「僕が人の話を聞く時に、絶対にやらないようにしていることが一つあります」

    『経験を盗め〜文化を楽しむ編』(糸井重里著・中公文庫)より。 (「おしゃべり革命を起こそう」というテーマの糸井重里さんと御厨貴さん(オーラル・ヒストリー(口述記録)の研究者・東京大学教授)、阿川佐和子さんの鼎談の一部です) 【御厨貴:僕が10年来経験を重ねてみてわかったのは、聞く時には「自然体」が一番いいということです。こっちが「聞くぞ」と意気込んでると、向こうもなんとなく「答えないぞ!」みたいに構えますから。 阿川佐和子:力を抜く? 御厨:最初から自分は何でも知っているという姿勢で臨むのではなく、知らない、よくわからない、だから聞きたいというスタンスですね。 阿川:ニコニコなさる? 御厨:いえいえ、それはあまりやると向こうが嫌がるからしない。現場に行って、先に来ちゃったから、部屋でボケッと座っているような感じです。 糸井重里:あっ、その「ボケッと座ってる」という言い方、すでに好感持っちゃ

  • 活字中毒R。

    『パラレル』(長嶋有著・文春文庫)より。 (作中に出てくる「有名ゲームデザイナー」の独白) 【あのころバイトを雇う面接の時に僕が必ずしていた質問を不意に思い出し、女にしてみる。 「テトリスというゲームに、人はどうして熱中できるのか分かりますか」というのだ。 「単純なルールだから」「ラインが消えるのが生理的に快感だから」「スリルがある」大体、そんな答えが返ってくる。どう答えても結局採用したが、僕は満足しなかった。 「シンプルでスリルがあるからでしょう」女もいった。 テトリスは1ライン消すと100点が、4ライン消すと1600点が加算される。4ラインで400点ではない、そのことが面白さの源なのだと何故、誰も喝破しないのだろう。面白さはプログラムや映像が作ってくれるのではない、人間が恣意的に作り出すものだ。】 〜〜〜〜〜〜〜 「テトリスというゲームに、人はどうして熱中できるのか分かりますか?」 そ

    mickoh
    mickoh 2007/06/29
    >人間が恣意的に作り出すものだ。
  • 活字中毒R。 - 安野モヨコさんの「マンガを描くという『仕事』」

    「CONTINUE Vol.30」(太田出版)の「特集・永久保存版50ページ!!働きマン」の「安野モヨコロングインタビュー」より。 (「働きマン」の作者・安野モヨコさんの盟友の女性編集者ふたり(『なかよし』編集部の鎌形圭代さんと『VOCE』編集部の寺田純子さん)を交えてのロングインタビューの一部です) 【インタビュアー:安野先生に「働く」ということを聞いてみたいんですけど、安野先生はマンガを描くことを「仕事」として認識したのはいつ頃からですか? 安野モヨコ:「仕事」として考えたのは、遅いほうだと思います。私は17歳でデビューしたんですけど(編集部注:『別冊フレンドDXジュリエット』に掲載された『まったくイカしたやつらだぜ!)、私が「マンガ」を「仕事」と考えたのは23歳ぐらいですね。 インタビュアー:「仕事」と捉える前の「マンガ」は、どんな風に捉えていたんですか? 安野:編集者からアドバイス

  • 活字中毒R。就職の面接で、「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」と聞かれたら……

    「週刊SPA!2006.10/10号」(扶桑社)の鴻上尚史さんのコラム「ドン・キホーテのピアス・587」より。 【ここんとこ、ワークショップっつうのをやったり、新しい劇団のオーディションをしたりしています。 ちょくちょく書いている、僕が司会の『クール・ジャパン』というNHKBS2の番組で、面接の違いについて欧米人と盛り上がったことがあります。 ドイツ人もイギリス人も、そしてアメリカ人も、就職の面接の時は、「かなり攻撃的なことを聞く」んだそうです。 ドイツ人の説明が一番過激でした。 「離婚歴なんかがあると、『どうして離婚したの?』って突っ込まれますね。会社をいっぱい変わっていると、『なにかまずいことでも起こしたの?』って言われますね」 ちょっと信じがたかったので、「それは、なんのためなの?」と、素朴に聞けば、「とにかく相手を怒らせるのが目的なんですよ。怒った時に、相手がどうふるまうか、面接官

    mickoh
    mickoh 2006/10/12
    人間をテストする方法
  • 活字中毒R。

    『ダ・ヴィンチ』2006年10月号(メディアファクトリー)の対談記事「わたしにもベストセラー新書が書けますか?」より。 (対談されているのは、辛酸なめ子さんと、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者・山田真哉さんです) 【辛酸:手元にある『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の帯を見ると130万部と書いてあるのですが、いまは何万部ぐらい売れているのでしょうか。 山田:148万部ですね。ただ、人に言うときはキリのいいところで150万部にしています。 辛酸:100万部を越えると2万部も端数なんですね……。私のは山田さんの端数分ぐらいが売り上げ数の相場なので。 山田:100万部越えたら2〜3万部は惰性ですよ。 辛酸:惰性、ですか。 山田:惰性というのは、とくに営業しなくても1ヵ月にそれぐらいは売れるということ。「ミリオンセラーだから買おう」という方々がいらっしゃるので。でも、ミリオン達成までには

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