タグ

ブックマーク / raurublock.hatenadiary.org (10)

  • 日本語に求められる機能 - raurublock on Hatena

    id:michikaifu さんの言ってることは全く正しいと思う。しかしその前に「日語は何のために存在しているのか」という根源的な問いを考え直してみた方がいい。実際のところ、 日語は、意思や情報を伝達するコミュニケーションのために存在しているわけではない。日人が日語に期待している役割はそれ以外の部分にある、と考えた方が日語の現状を機能主義的立場からよく説明できる。 国家生き残り戦略としての日語リストラ (id:michikaifu) そこでつらつら考えるに、ニッポンの「国語なんたら審議会」には刺客を送り込まれ、全国の国語の先生たちからはカミソリを送られてきそうなことなのだが、「国家百年の計」を考えると、ここでおもいっきり、日語の言語体系を大幅リストラして簡素化することが、国家戦略として正しいんじゃないかと思えてきた。 たとえば duke が昔書いた 日人の国語力 って話があ

    日本語に求められる機能 - raurublock on Hatena
  • 「いい話」の陥穽 - raurublock on Hatena

    yuco さんの書いた 「中出しハッピー!」は当に「いい話」か? を読んで考えたこと。実は私も元の 中出しハッピー を読んだとき「いい話」だと感じてしまった。yuco さんのエントリを読んでから深く考えてみるに、今回のこれに限らず「いい話」にはたいてい落とし穴があるように思う。多くの人は落とし穴に気づかない。今回はたまたま yuco さんがそれに気づいた。しかしおそらく、世の中で「いい話」と呼ばれているようなストーリーのほとんどにも、同じような落とし穴があるのではないかと。 「いい話」にはたいてい、何らかの形で不幸な境遇にいる人が登場する。その不幸な境遇は社会的に作り出されたものだ。そしてストーリーが「いい話」で終わっても、不幸な境遇を作り出している社会的な構造は何も変わらない。登場人物には何か別の形で救いが与えられる。それは当にささやかなものかもしれない。我々はそのささやかさを「いい

    「いい話」の陥穽 - raurublock on Hatena
    mickoh
    mickoh 2008/10/19
    >あるいはこういう言い方もできる。「いい話」とは人々が諦観と共に生きるための知恵でもある。
  • 一般人と科学者の違い - raurublock on Hatena

    サイエンティストとそうでない人は何が違うのか。その決定的な差はここにあるっ! あやしいレバーに好奇心を持って引いてみたら、雷が落ちてきて感電してしまった。ここで一般人は「このレバーを引くと雷が落ちるから引いちゃだめだ」と考える。ところが科学者は「当にレバーを引くたびに毎回雷が落ちるのか試してみよう」と考える… わっはっは。しかしね、これジョークとしても良くできてるけど、でも結構「科学」というものの質を突いてるとも思うんだよなー。科学知識をたくさん暗記すれば科学的に物事を考えられるようになるかってえと、そうじゃない。科学の質は、「調べてみよう」「確かめてみよう」という態度の方にある。「確かめてみないとわからない」て態度は「どんくさい」と見られることもあるけど、それこそが科学者の良心だと思うんぢゃよね。 出典は xkcd です。

    一般人と科学者の違い - raurublock on Hatena
  • 著作権登録制度 - raurublock on Hatena

    この法案の主旨には基的に賛成だなあ。著作権者不明のリソースの二次利用促進につながる。"Orphan Art Bill" って名前自体、「二次利用しようにも著作権者不明で誰に許可をもらったらいいのかわからない『親無し子』芸術をなんとかする法案」て意味ぢゃろもともと。 Orphan Art Bill_アートを蹂躙する最悪の法律 (吉川文代の日々雑感) 現在の世界法では、誰が何か作品を作ったら、自動的にその作者に著作権が与えられることが保証されています。ところが、Orphan Art Billが可決されれば、アートを創造した作家に著作権が与えられるのではなく、その作品をしかるべき登録事務所に登録した人間にその著作権が与えられることになります。三十年以上の過去に遡って、すべての芸術的作品、一遍の詩曲、一枚のスケッチ、一枚のスナップ写真にいたるまで登録をしないとその著作権が認められず、もし他者によ

    著作権登録制度 - raurublock on Hatena
  • do 動詞な人生 - raurublock on Hatena

    おお、これだ。私が自分のアイデンティティに出所不明な自信を持っている理由の一端が見えた気がする。私は自分の人生を「物語」として認識していないのだ。 「承認」だけでは済まぬ問題たち―物語と承認の彼方に ここで言う「アイデンティティ」とは、自分はこれこれこういう人間である、という自分についての「物語」を持ち、かつそれを維持していく能力のことである。例えば大学を出てサラリーマンになって結婚して子供を持つ、そういう人生送ってきた人間は、そうした過去によって現在があるのだと感じ、またそれに基づいて未来への予測をつける。このように自分の「物語」が過去・現在・未来において通時的連続性が保たれている状態を「アイデンティティが保たれている」と呼ぶ。 (中略) 自分の「物語」を相対化してしまい、「他にもありえたはず」の自分を想像してしまうと、そしてそれがリアリティを持ってしまうと、アイデンティティの危機に陥る

    do 動詞な人生 - raurublock on Hatena
  • 嫌儲とオープンソース - raurublock on Hatena

    筋の通った話ではあるけど、これを Creative Commons 的視点から考えるとどうなるんだろう。てなことを考えてみた。 「嫌儲」と「疎外されたネタ生産」 (id:syujisumeragi) 2ちゃんねる系のまとめサイトや出版は嫌われるのは、コミュニティの参加意識を無視することが最大の原因である。僕はそういうふうに考えている。簡単に言ってしまえば、編集・出版過程において書き込みに参加したたちの感情や思い入れが無視されるということである。 例えば2ちゃんねるのコンテンツが非営利・継承の Creative Commons として公開されるならOKってことになるんだろか。それとも、Creative Commons の、もっと広く言えばオープンソースの思想自体と相容れないってことになるんだろか。どうも後者のような気がしてしまうんですよ。コミュニティをどこまで認めるか、的なところで。 例えば

    嫌儲とオープンソース - raurublock on Hatena
  • 盲点 - raurublock on Hatena

    私が日経サイエンスを好きになるきっかけになった記事、もう15年前のに載った記事なんですが、いまだに印象に強く残ってる記事があるので、紹介しませう。 人間の目には盲点というやつがあります。視神経の伸び方の関係で、網膜の中で一点だけ見えないところがある、というやつ。 しかしよくよく考えてみると「盲点の見え方」てのは不思議です。もし、単に「見えない」だけだったら、盲点は「黒い点」として見えるはずです。しかし実際には、白い紙を見れば盲点のところも白く見え、黄色い壁を見ると盲点のところも黄色く見えます。 もっといろいろ特殊なパターンを考えて見ましょう。例えば、白黒の縞模様を見たときって、盲点が白いところに来たり黒いところにきたりするはずです。しかし縞模様は連続して見えるので、盲点が白く見えるか黒く見えるかも自動的に切り替わっているはずです。市松模様も同じですね。 ではこれが水玉模様だとどうでしょう?

    盲点 - raurublock on Hatena
  • 博覧強記の人がこの先生きのこるには - raurublock on Hatena

    [Misc.]知識を脳味噌に溜め込むのがオタではない (幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする) かつてのオタが文献を溜め込むだけでなく、それを脳味噌にコピーして知識としたのは検索性の向上の為と思うのだけど違うのだろうか。そしてそれは異なる作品間を縦横無尽に突っ切ったオタ思考をする為に必須の修練だったのだと思うのだけど、今や外部ストレージに保存した記憶が脳内記憶に匹敵する位の検索性を有しちゃったお陰で脳味噌側にはインデックスおいとく位で十分オタ思考が可能になっている気がする。 うむ。確かに。 ところで、ネットで検索できる時代には博覧強記の人の必要性が低下してるって話はよく言われてて、博覧強記を「ある物事について詳しく解説できる人」と解釈するならその通りだけど、しかし博覧強記の人にはまた別の使い道があって、そっちはまだ検索エンジンでは代替できてないと思う。 それは何かと言うと、一見全然関

    博覧強記の人がこの先生きのこるには - raurublock on Hatena
    mickoh
    mickoh 2007/10/02
    ニコニコMADで生きのこれ
  • ローマ帝国崩壊の話 - raurublock on Hatena

    うお。なんかすごいことに。家はともかく、こっちの日記がぶくまされるのって慣れてないんですよう。 ローマは気候変動で滅びたか? (404 Blog Not Found) キャラ萌えだけの人が、わざわざ「インフラ」を主人公にした巻を書くだろうか。う、10巻を持ち出されると確かに弱い。「ローマ帝国が他の国に比べて長持ちした」理由としてインフラストラクチャというのは確かに重要だと言わざるを得ますまい。「キャラ萌えだけ」でなく「インフラ萌え」もあると認めるに吝かでないです。 しかしながら、「気候変動がローマ帝国に与えた影響は、滅亡の唯一無二の原因とまでは言わないが、相当に大きいものがあった」という点については、全く論拠が無い話というわけでもありませぬぞ。 ベスビオ火山の噴火による影響が一時的なものだったのに対して、古墳寒冷期の気候変動は地中海地域の気候帯を変えるほど大きなものだったと明らかになって

    ローマ帝国崩壊の話 - raurublock on Hatena
  • 腹いせの犯行 - raurublock on Hatena

    東京新聞の記事 新宿駅の爆破予告で逮捕 ネット掲示板に書き込み によると、逮捕された容疑者がこう語っているそうで。 仕事も住むところもなくなった時期で、腹いせに世間を騒がせてやろうと書き込んだ。2ちゃんねるの読み書きが唯一の楽しみだった。うううううむ。これわ… 「2ちゃんねるの読み書きが唯一の楽しみ」というだけだったら、それもそれで悪いことでもないんでしょう。もし2ちゃんねるの読み書きが当に楽しいなら、それはそれで良いこと。 でもこの場合、実態はそうじゃないんですよね。当はもっと他の楽しみが欲しい。けれど手が届くのは2ちゃんねるだけ。そこに劣等感と被害者意識が生まれる。そういう人にとっては、2ちゃんねるを読み書きすることが、刹那的には楽しいものの、劣等感と被害者意識を蓄積させていくことになる。一方「世間を騒がせる」ことは、蓄積された劣等感を払拭できるかのような幻想をもたらす。そしてその

    腹いせの犯行 - raurublock on Hatena
  • 1