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2017年10月20日のブックマーク (3件)

  • 人種の違いは、遺伝学的には大した差ではない

    DNAを単にデータ保存装置と考えるなら、それが保存するデータは、生物情報です。ヒトでいえば30億の文字があり、2万個の遺伝子をもっています。古遺伝学とは、はるか昔に死んだ生物のDNAを研究する学問です。この技術が開発されたのはここ10年ほどで、格的な研究はまだ5年ほどという新しい分野です。 興味深いことに、DNAはデジタルディスクやテープなどよりもはるかに安定しています。条件さえ整えば、DNAはヒトや有機体の骨の中に数十万年も留まることが出来ます。それを取り出せるようになって、数十万年前に死んだ生物のゲノムを研究することも可能になりました。(参考記事:「ゲノム編集でヒト受精卵を修復、米初、将来性は?」) 最初の転機は、2009年に訪れました。ネアンデルタール人の骨からDNAを抽出することに成功したのです。こうして私たちとは別の人類の全ゲノム配列が決定され、古生物学者の長年の謎が解明されま

    人種の違いは、遺伝学的には大した差ではない
  • 英国の野鳥のくちばし、庭の餌付けで適応進化か 研究

    英ロンドンの西約65キロにあるファーンバラのマナーハウス近くの森で、餌入れからピーナツをべるシジュウカラとその下で順番を待つアオガラ(2007年12月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/ADRIAN DENNIS 【10月20日 AFP】庭で野鳥に餌を与える活動に英国が熱心に取り組んでいることが原因で、同国に生息する野鳥の一部のくちばしが、過去わずか40年間でより大きく進化した可能性を指摘する研究結果が19日、発表された。 米科学誌サイエンス(Science)に掲載された論文によると、この研究では英国に生息するシジュウカラのくちばしの長さを、野鳥の餌付けが英国ほど盛んではないオランダのシジュウカラと比較した。 論文の共同執筆者で、英シェフィールド大学(University of Sheffield)動植物学部のジョン・スレート(Jon Slate)教授は「1970年代から今日までの間に

    英国の野鳥のくちばし、庭の餌付けで適応進化か 研究
  • 海水温上昇:ニモがピンチ…イソギンチャク白化で産卵数減 | 毎日新聞

    海水温上昇によるイソギンチャクの白化現象で、そこにすむクマノミの産卵数が大幅に減少することが分かったと、フランス国立高等研究院などのチームが英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。クマノミの仲間はディズニー映画のキャラクター「ニモ」のモデルとしても人気だが、チームのスザンヌ・ミルズさんは「地球温暖化が進むと、彼らの愛くるしい姿が見られなくなるかもしれない」と警鐘を鳴らす。 海水温が高い状態が続くと、サンゴやイソギンチャクは体内に共生する藻類を失って白化する。藻類の光合成による栄養分が得られなくなるため、長引けば死んでしまうこともある。サンゴ礁などの白化は日近海でも問題になっている。

    海水温上昇:ニモがピンチ…イソギンチャク白化で産卵数減 | 毎日新聞