JR尾道駅北口の進学塾前で日なたぼっこするミイ=広島県尾道市西土堂町で2017年11月19日午後3時36分、渕脇直樹撮影 「猫のまち」として知られる広島県尾道市。JR尾道駅北口(尾道市西土堂町)に約20年にわたってすみ着き、通勤通学客らに愛されつつ2018年に死んだ三毛猫がいた。雌のミイ。在りし日の彼女の日常を描いた絵本づくりが大詰めを迎え、出版資金を集めるクラウドファンディングが始まった。企画した近くのマッサージ店経営、緒方智子さん(46)は「短命な半野良が長寿を全うできたのは彼女を愛する人がたくさんいたから。奇跡の三毛猫を知ってほしい」と支援を呼びかけている。 捨て猫だったミイは近くの会社員、高橋幸孝さん(58)が05年ごろから、地域猫として餌やりやワクチン接種など世話をした。高橋さんが出かけるとミイは改札口周辺の歩道や駐車場で日なたぼっこし、通勤通学の会社員や子供たちが可愛がった。腰