TLが、「京大カンニング事件」で騒がしくなった。3000人もフォローしていると、私をフォローした人がいま、なにに興味をもっているのか、なんとなくわかってくるものだ。だから、TLをたまに眺めてみるのは実におもしろい。 今回の京大カンニング事件に関していろんな人々によって語り尽くされた感があるので詳細は置いておくとして、私がこの事件で確認し、教訓になったことを2点述べたい。1つ目は、変化の波についていけない人々の「恐怖と嫉妬」の感情の凄まじさである。2つ目は、今、ホットな言論公共圏はどこにあるのか?ということへの再認識である。 インターネットを使って、英語の解答を求めた青年への新聞、TVジャーナリズムの糾弾は、まるで、炎上を演出する2ちゃんねらーのようであった。もうすでにそんなものはないと私は以前指摘したが、建前であろうとも、国民ジャーナリズムを代表するメディアが、「炎上」を演出してしまう事態