安倍内閣は14日の閣議で、麻生太郎副総理兼財務相が朝鮮半島有事の際に武装難民が日本に押し寄せる可能性に言及したうえで「警察で対応するのか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか」などと発言したことについて、「有事の際に想定され得る様々な事態について、聴衆の問題意識を喚起する趣旨からなされたものと承知している」との答弁書を決定した。立憲民主党の初鹿明博衆院議員の質問主意書に答えた。 麻生氏は9月、宇都宮市内での講演で発言。この日の答弁書では「麻生大臣が政治家として発言した」としたうえで、見解を示した。大量の避難民が日本に流入した場合の対応については、一般論として「現行法令の枠組みの中で必要な措置をとることとしているが、具体的な内容については、今後の対応に支障を及ぼす恐れがあることから、お答えを差し控えたい」とした。
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