小学館のスマートフォン向け漫画アプリ「マンガワン」のシステムデータを不正に改変し、閲覧できる制限時間を16万時間超にまで引き延ばしたとして、警視庁渋谷署は12日、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、東京都内に住むIT大手ヤフーの男性社員(25)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 関係者によると、男性はいったんスマホにダウンロードしたアプリのデータをパソコンに移し、改変していたとみられる。不正に閲覧できるようにした時間を代金に換算すると7千万円相当に上っていたほか、手口を自身のブログに書き込み、インターネット上で公開していたという。