日本で初めて“ラーメンブーム”をつくった店が25年の歴史に終止符を打つ――。東京都世田谷区羽根木の環状七号線(環七)沿いにある、とんこつラーメン店「なんでんかんでん」が6日午前4時に店を閉じた。 同店は本場・博多のギトギトした濃厚なとんこつラーメンを出す店として1987年オープン。敷地面積10坪のスペースに連日連夜、環七に車を止めて訪れるお客で大にぎわい。7年目に一日1200杯、100万円以上の売り上げを記録した。 株式会社「なんでんかんでん」社長の川原ひろし氏(51)は「今考えると当時は異常だったね。『ラーメンがこんなに売り上げられるのかよ』と自分のほっぺたをつねったこともあった。それから“日本のラーメンをとんこつにした男”と言われるようになった」と振り返る。 環七に人気ラーメン店が集まり、“環七ラーメン戦争”が勃発し、ラーメンブームが起きた。一方、ブームが定着し、新宿、高田馬場な