本稿では市販の組み込み評価ボードを使用して,オリジナルのAndroidマシンを作ってみたいと思います.最終的にはWiiリモコンで操作可能なプレゼン・マシンを目指しますが,工夫次第でいろいろな用途のシステムを作れると思います.使用しているパーツはすべて,「Digi-Key」や「Amazon」などのWebサイトから入手できます.連載1回目の今回は機器や環境を用意して,実際にAndroidを起動するまでを説明します.(編集部) ※ 本稿で使用するパッチ・ファイルはこちらからダウンロードできます. ● BeagleBoardで自分だけのAndroidマシンを作ろう! 米国Texas Instruments社の「BeagleBoard」が発売されてから約1年が経過しました.BeagleBoardは同社のプロセッサ「OMAP3530」を積んでおり,さらにDSP(Digital Signal Proce