これにはちゃんとした理由があるのです。 だいたいお客さまは朝ごはんを食べてから、チェックアウトします。 そのホテルで最後に食べるのが、朝食なわけです。 そのホテルの食の記憶は『朝食』になることが多い。 だから鶴雅は朝食に気をつかうんです。 たとえば、朝食が貧弱だったら。 前日の夕食がどんなに素晴らしい料理を提供していても、朝食が最後の記憶に残るので「あそこの食事はいまいちだった」ということになりかねないわけです。 伝わってます? だから、料理を売りにしたかったら、朝食をケチってはダメなんですね。 お客さまの心理や気持ちを考えている。 どれだけ想像力を働かせることができるか? それが価値を高めるために、大切なことなんですよね。 そしてその基本には、鶴雅のコンセプトである「おもてなし」がある。 それが館内いたるところに体現されている。 迷った時には、基本に返ること。 これが大切になってくるんで