東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、プレハブ仮設住宅での「孤独死」が毎年増え続け、昨年は51人だったことがわかった。5年で計190人に上る。男性が72・1%を、65歳未満も42・6%を占めた。多くの被災者が災害公営(復興)住宅などに移るなか、取り残された中年男性らが誰にもみとられずに亡くなっている。 朝日新聞社が3県警に「プレハブ仮設住宅で死後に発見された一人暮らしの住人(自殺を含む)の数」を取材して集計した。 集計結果によると、年ごとの死者数は2011年が16人、12年が38人、13年が41人、14年が44人、15年が51人。計190人を県別に見ると宮城が84人で最も多く、福島が66人、岩手が40人だった。男女別では男性が137人で、年齢別では65歳未満が81人だった。 プレハブ仮設での孤独死が増え… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この