日本映画の元気がいい。昨年の映画観客動員は17年ぶりに1億8000万人台を回復、幅広いジャンルの作品がヒットした。その多彩さを反映して、第71回毎日映画コンクールの受賞作も色とりどり。日本映画優秀賞と大藤信郎賞は、片渕須直監督のアニメーション「この世界の片隅に」、監督賞と男優主演賞(本木雅弘)は西川美和監督の「永い言い訳」に贈られた。2月の毎日映コン表彰式で出会ったことをきっかけに、日本映画界の期待を集める両監督が互いの作品について、映画作りについて語り合った。【司会・構成 東京学芸部長・勝田友巳】