太平洋戦争で米軍に撃沈された大日本帝国海軍の戦艦「大和」を海底から引き揚げようと、自民党の国会議員有志が立ちあがった。 ドラマで「原爆名Tシャツ」 広島県、フジテレビに「配慮」要請 2015年5月26日、中川俊直衆院議員(広島4区選出)の呼びかけのもと調査研究会が発足。同日の初会合では自民党の若手議員ら約10人が活発な意見交換を行った。 ■中川俊直議員「地元の声を大事にしながら」 「大和」は当時の日本の最先端技術を取り入れた世界最大の戦艦として、広島県呉市で極秘裏に建造が進められ、太平洋戦争開戦直後の1941年12月に完工した。1945年4月7日、沖縄特攻作戦に向かう途中で、空から米軍に猛烈な攻撃を受けて沈没。船体は現在も鹿児島県沖の東シナ海の底で眠っている。 研究会では大和を日本の「産業遺産」と位置付け、専門家にヒアリングしながら戦艦が持つ歴史的および文化的な意義を検証するとして