埼玉県深谷市山河で昨年11月、マツダの乗用車「CX―5」の自動ブレーキ機能を体験中の車がフェンスに衝突した事故で、自動車販売店「マツダオートザム深谷」の男性社員(23)ら4人が11日、業務上過失傷害容疑などで書類送検された事件。 マツダは体験中のスピードなどを定めたマニュアルを作っていたが、男性社員らは異なる説明をしていた。 県警捜査1課と深谷署などの発表によると、業務上過失傷害容疑で書類送検されたのは、男性社員のほか、同店の男性店長(34)と試乗会が行われた「坂田自動車工業」の男性営業部長(37)。車を運転していた男性客(40)も助手席の社員に右腕骨折の重傷を負わせたとして自動車運転過失傷害容疑で書類送検された。 事故が起きたのは昨年11月10日午後。車は約7・2メートル先に障害物として用意されたウレタン製マットに突っ込んだ後、約6・6メートル先の金網フェンスに衝突。自動ブレーキは時速4