東日本大震災のがれきから作られたオブジェを紹介する「ワタノハスマイル展」が19日、名古屋市西区のノリタケの森ギャラリーで始まった。宮城県石巻市渡波(わたのは)地区の子どもたち12人が木片やバケツ、食器などから作った約100点を展示している。入場無料。 がれきを使ったオブジェ作りは山形県出身の造形作家、犬飼ともさん(39)が震災直後に発案。展示会はこれまでに国内30ほどの都市で開かれ、2012年にはイタリアにも渡った。 会場を訪れた愛知県尾張旭市の富田和子さん(80)は「発想がすてき。いろんなことを考えながら作られたのが伝わってくる」。犬飼さんは「震災という悲しい出来事があったが、こんな明るい作品も生まれたことを知ってもらい、東北のことを考えるきっかけにしてもらえれば」と話す。 24日までで、期間中はオブ…