視覚障害者が指で触れて読み取れる立体地図を、3Dプリンターを使って安価に作る技術を国土地理院(茨城県つくば市)が開発した。障害者支援を研究する専門家と使いやすく改良したうえで、地図データを一般に提供して普及を目指す。 国土地理院は、都市部は2500分の1、それ以外は2万5千分の1の地図で道路の中心線などを電子データ化している。これを3Dプリンターに入力して、線の幅などを指定すれば、樹脂の板の上に道路が立体的に盛り上がった地図が作れる。 これまで、特殊な紙と機械を使って試作してきたが、3Dプリンターが急速に普及。インターネットで地図が必要な場所のデータを利用者に提供して、手軽に作れる環境が整った。国土地理院が開発に使った3Dプリンターは6万円台で、15センチ四方の1枚を作る材料費も150円程度だ。 今後、地図に盛り込む情報量や… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいた
術者の両脇に据えられた手術支援ロボット「iArmS」。人間の腕のような形状の先端にある手台(黒い部分)で腕を支える=23日、信大病院 信州大医学部(長野県松本市)脳神経外科学講座と自動車部品最大手デンソー(愛知県刈谷市)などが共同開発した手術支援ロボット「iArmS(アイアームス)」の発売にめどがつき、今月から臨床研究として信大病院(松本市)の手術で使われている。医師の腕を支え疲労を軽くする働きをする。23日、報道機関に公開された。さらに改良し、来春発売の予定だ。 脳の手術は顕微鏡を見ながら血管を縫い合わせるなど作業が細く、十数時間かかることもある。医師は、手を置く台を使って安定させるなど工夫してきたが、台を動かす手間がかかるなど限界があった。信大医学部脳神経外科学講座などは2006年、ロボット開発に着手し、12年からデンソーと改良を重ねてきた。 腕に吸い付いているような滑らかな動きが
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