大阪の未来を考える対談企画の第4回のテーマは交通政策。リニア中央新幹線の同時開業、北陸新幹線の敦賀以西のルートなど課題は山積している。独協大教授で経済アナリストの森永卓郎氏と、公共交通による地域再生を唱える関西大教授の宇都宮浄人氏が語り合った。 考論 大阪のあした ――リニア中央新幹線は2027年に東京―名古屋間で開業し、45年に大阪まで延伸される予定です。名古屋・大阪同時開業は必要ですか。 森永卓郎氏 大阪は体を張ってでも、同時開業にこだわるべきだ。名古屋までの先行開業は、関西経済にとって最大の危機になる。リニアで東京―名古屋間が40分で結ばれると、東海道新幹線で名古屋―新大阪間が50分ぐらいだから、名古屋が中心になる。大阪は完全にローカルになる。今は新幹線で東京―名古屋間は1時間半ぐらい。東京と大阪は飛行機を使えば1時間半ぐらいで移動できるので、ほぼ同じ時間。それが、リニアが東京―名古
日本新聞協会と全国の会員新聞・通信・放送社は、4月6日の「新聞をヨム日」から12日までの1週間を「春の新聞週間」としている。新しい生活が始まるこの時期は、新聞の購読を始める絶好の機会。新聞への思いや、活字に触れることの重要性について、俳優の吉本実憂さんと芥川賞作家の羽田圭介さんに話を聞いた。読んで幸せな気分になった新聞記事とその理由を募集した「HAPPY NEWS 2015」の大賞には、朝日新聞に掲載された記事について思いを寄せた横浜市の川村玲子さん(62)が選ばれた。 数十年前、幼子だった娘と一緒に怒鳴られた自分も救われた――。「HAPPY NEWS大賞」を受賞した川村さんは記事を読み、そんな気持ちになった。 まだ乳児だった娘を抱えてバスに乗った時のこと。「おなかをすかせる時間だ」と心配しながらも、バスに乗った。しばらくして娘が泣き始め、乗客の男性から怒鳴られた。「ごめんなさい」。心の中
「実質0円」に代表されるスマートフォンの大幅値引き販売。安倍晋三首相の指示をきっかけに総務省が見直しの指針を適用して5日目に、初の「違反」がNTTドコモとソフトバンクで出た。総務省は改善を求めたものの、販売競争のなかで今後も同様の例が続く可能性がある。 総務省が5日、2社に改善を要請して発表した。ドコモの場合、今月からの「家族まとめて割」で、2台以上同時に買うなどの条件で、スマホ価格を最大約1万円引いていた。通信料金の割引などと合わせれば、スマホを実質648円から買えるという。 ソフトバンクでは、「のりかえ割」と、今月から始めた「のりかえ割パワーアップキャンペーン」で、他社からの乗り換えで通信料金の割引を最大3万円超増やしていた。最大でスマホの価格を2万円超上回る値引きが受けられるという。 総務省は昨年、安倍首相の指示を受けて、携帯大手にスマホの大幅値引きをやめさせて、代わりに通信料金を下
2008年からツイッターでの発信を続けている東京大学大学院理学系研究科教授の早野龍五さん(@hayano)=2009年3月18日 出典: 朝日新聞 「生身の個人がツイート、僕にとって大事なもの」 「社会的責任も感じざるを得ない状況に」 「発信よりも受信に比重を」 ツイッター誕生から10年。ソーシャルメディアは、専門家が直接、発信するツールとしても定着した。2011年3月の東日本大震災。原発事故後の混乱の中で、放射線量などのデータを分析し、発信したのが、東京大学大学院理学系研究科教授の早野龍五教授(@hayano)だ。その140文字を糸井重里さんは「行く先を照らす信頼すべき指針」と評した。リアルな危機に、科学者としてつぶやく意味は? スイス・ジュネーブからメール取材に応じてもらった。 「生身の個人がツイート、僕にとって大事なもの」 ――ツイッターを始めたのはなぜだったのですか。 「2008年
新入社員に向けて「皆さんの会社は、採用ミス」と厳しい叱責を飛ばす研修の模様がテレビ番組で紹介され、波紋が広がっている。
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