世界遺産・五箇山合掌造り集落に近い富山県南砺市菅沼の国道156号で道路脇からの倒木で希少なスポーツカーが大破したのは、富山県の道路管理に瑕疵(かし)があったからだとして、車の所有者の男性=奈良県=らが、富山県に計約3925万円の損害賠償を求める訴訟を奈良地裁に起こした。提訴は7日付。 訴状などによると、車は1967年製造の「トヨタ2000GT」。男性は2014年3月、3500万円で購入した。事故は同年6月8日に発生。運転していた別の男性が軽傷を負い、車は大破した。 倒れたブナの大木は、内部は腐食のため空洞になっていた。事故前から地元住民が現場周辺の倒木対策を要望していたことなども指摘し、「道路管理者の予見可能性は十分にあった」として、車の代金や運転していた男性の治療費の賠償を求めた。 原告代理人によると、原告側は昨年11月、県が加入している道路賠償責任保険を活用した賠償を要望。県は今年1月
伊吹文明・元衆院議長 強靱(きょうじん)化は、公共事業だけの強靱化ではない。まず人間を強靱化しなければなりません。今日の日本を作るために、どんな仕事でもえり好みせず一生懸命働いた世代から言うと、仕事のえり好みができるような時代は本当に隔世の感がある。(午前)10時にパチンコ屋の前で良い台を取ろうとして、開店を待っていてもなんとか食べていける国になっちゃったわけです。そういう日本でも、一生懸命働くんだという強靱な日本人を作らないといけない。日本で工場を作っても、賃金ばかり高くて、(外国と)競争ができないから。日本銀行が出したお金を海外の工場買収とか、海外の工場建設に使っているから、国内で雇用の場もなくなる。皆が公のことを考える強靱な日本人をつくらなければならない。(札幌市での講演で)
民進党の徳永エリ・参院議員(北海道選挙区)の事務所は14日、昨年9月の北海道北見市議補選の投開票日に自身のツイッターで民主党(当時)の推薦候補への応援を呼びかける書き込みをしたとして、公職選挙法違反の罪で東京地検特捜部から起訴猶予処分を受けていたことを明らかにした。同法違反の罪で刑事告発されていたという。 事務所によると、徳永氏は昨年9月27日午前9時過ぎ、ツイッターに北見市議補選の民主党推薦候補の名前を挙げながら「補欠選挙、投票日です」「応援お願いします」などと書き込んだ。公選法では、選挙運動ができる期間は投開票日の前日までとされている。書き込みを見た秘書が「誤解を招くかも知れない」と指摘し、数時間後に削除したという。 徳永議員は朝日新聞の取材に「この内容が選挙運動になるとは全く考えませんでした」「今後は一層慎重に行動して参ります」などと書面で回答した。
三重大(津市)の研究者が、今月1日のエープリルフールにちなんで自らのツイッターで「再びサイバー攻撃を受けた」との虚偽の内容を発信していたことが分かった。同大は先月、イルカの繁殖研究を巡って国際的ハッカー集団アノニマスから攻撃を受けたばかり。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を控え、大学は「この時期に笑える話ではない」と苦り切っている。 このパロディー企画は、大学院工学研究科の男性助教(40)が1日に自身のツイッターで発表した。助教によると3月末、自宅のパソコンで独自にページを制作。アノニマスをもじった「アホニマス」が、助教の研究室のホームページ(HP)を改ざんしたとの設定にした。国内外の学会への貢献が不十分なためとする「犯行声明」も英文で編集、公開した。 ツイッターに表示した研究室のHPを開くと助教の特設ページへ移り、アホウドリや「アホの坂田」の愛称で知られるお笑い芸人坂田利夫さ
徳川家康が生まれた岡崎城(岡崎市)に、連続する形では国内最長となる約400メートルの石垣が残っていることがわかった。絵図では存在が知られていたが、これまでは半分ほどが土に埋もれるなどし、断続的にしか確認できない状態だった。 河川敷整備に伴う試掘調査で3月までに見つかり、13日、報道機関向けの説明会があった。 市教委によると、見つかったのは城の南端を囲った菅生川端(すごうがわばた)石垣。地中3メートルにまで石垣が残っていることが明らかになった。地上部の2メートルと合わせると、計5メートルの高さになる。3代将軍・家光の時代の1644年ごろまでに築かれたとされ、「岡崎城図」(1781年)に描かれた通りの石垣が残っていたという。 石垣には3カ所の四角い突出部… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけま
多治見市にご当地ヒーローが登場した。名前は「ホヤラー」。悪者とは戦わず、掃除やあいさつにいそしむ。人が集まるイベントに呼ばれれば、歌って踊って楽しませる。子どもたちに「真のヒーローとは、思いやりがあり、自ら行動する人」というメッセージを伝える。 名前は、「そうでしょ」という意味の多治見弁「ほやらー」に由来する。衣装は市の花キキョウと同じ紫色を基調とし、「ほやらー」の字で構成する多治見の「多」の字をヘルメットに付ける。決めポーズでは、手足を伸ばし「多」を表す。 年齢不詳で、身長は一六〇センチ以下。キャッチコピーは「腰が低くて背も低い」。多治見で最も有名なキャラクターである市のマスコット「うながっぱ」とは、見た目や自由な動き、会話ができる点が最大の違いという。
岡崎市は十三日、江戸時代前期に岡崎城に築かれた城壁「菅生川端石垣(すごうがわばたいしがき)」が見つかった乙川河川敷で、報道陣向けの説明会を開いた。市が招いた広島大大学院の三浦正幸教授(61)=城郭史=は「城門や橋によって途切れることなく、四百メートルも続く石垣は日本一」と絶賛した。
待機児童が社会問題となるなか、住民の反対で保育園の開設を断念するケースが相次いでいる。騒音や通行量の増加を不安に感じる住民の理解を得る鍵はどこにあるのだろうか。 道幅の狭さ懸念 千葉県市川市のJR本八幡(もとやわた)駅から約1キロの閑静な住宅街。4月に開設予定だった私立の認可保育園の計画が住民の反対で中止になった。近所の女性は「何でここなのと思った」。前の道路は幅3~4メートルで車がすれ違うのもやっと。子どもを預けに来る車や自転車で道がふさがれると思ったという。 交通量の増加や騒音を心配した住民たちは、運営予定の社会福祉法人や市に白紙撤回を求める要望書を提出。2度の説明会でも溝は埋まらず、法人は3月に、計画を断念した。理事長は「子どもは地域と一緒に育てたい。理解が得られなかったので取り下げた」と話した。 同様の例は各地で起きている。 千葉県佐倉市では、4月に開園予定だった保育園が、住民の反
政治的公正さを巡り、やれ圧力だ、萎縮だ、果ては電波停止だと騒がしい昨今のテレビ。だが同じ放送法のもとにありながら、ラジオでは、わりと自由に政治が語られている。ラジオ番組を持つ2人に聞く。放送法をどう考える?(聞き手=松沢奈々子・永持裕紀) 辛坊治郎さん(ニュースキャスター) 首相の安倍晋三さんとは、関西のテレビ番組に何度か出演をお願いしている縁で、ラジオにも2月の聴取率週間に合わせて出てもらいました。 理由は後で話しますが、放送法4条は危険な条文であり、撤廃すべきだというのが、私の持論でして、番組の放送前に安倍さんに直接、4条撤廃論をぶつけたんです。すると「いいですねえ! そうしましょうよ。その代わり、電波をオークションにかけますよ」と言うんです。 これは強烈です。「痛いところ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員に
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