愛知県の盆踊りには、J―POPなど、伝統的な音頭や民謡ではないのに老若男女が大盛り上がりする曲が多数ある。曲は毎年追加され、なかには「ダンシング・ヒーロー」(荻野目洋子、1985年)のように長く踊り継がれ、全国に広まったものも。独特の文化の背景を探った。 7月29日夜、名古屋市千種区の上野公園。上野学区区政協力委員会などが主催した盆踊り大会では、「炭坑節」や「大名古屋音頭」などの合間に「ダンシング・ヒーロー」、「おどるポンポコリン」(B.B.クィーンズ、90年)、「世界に一つだけの花」(SMAP、2003年)のほか、意外なヒット曲が次々に流れた。踊りの輪に加わっていた名古屋市北区の田中瑞穂さん(35)は「気軽に参加でき、何でもありな感じが楽しい」。昨年は15会場ほど巡ったという。 愛知県は盆踊りが盛んで、特に7月中旬から8月中旬にかけては連日のように各地で大小様々な盆踊り大会が開かれる。地
県は3日、長野、岐阜両県などでつくる御嶽山火山防災協議会の会合が8日、木曽郡木曽町の県木曽合同庁舎で開かれる―と明らかにした。噴火警戒レベルを現在の2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げることについて気象庁と地元が協議。同庁が同日にもレベル1に引き下げる見通しだ。 同庁は、7月に御嶽山の火口周辺の現地調査などで、火山活動の静穏化傾向を確認。「理科的には1に引き下げてよい」とし、地元と協議する姿勢を示していた。 御嶽山は現在、レベル2に伴い、火口からおおむね1キロ圏内を入山規制中。協議会では、気象庁から火山活動の説明を受け、レベル引き下げ後にどんな形で規制緩和を進めるか検討するという。 規制範囲は、災害対策基本法に基づき、市町村長が決める。規制が続く御嶽山の山頂一帯の登山道は木曽町、木曽郡王滝村、岐阜県下呂市にまたがっており、足並みのそろえ方などが議論の対象になる
約千三百万年前の新生代中期中新世に生息していたクジラの化石(県天然記念物)を展示している松本市穴沢の施設が老朽化し、研究者らが化石の風化を心配している。発見から八十年余。化石は地層に埋まった発見当時の状態で現地保存されてきたが、近年は施設内への雨水流入などの影響で、化石自体の保護と遮水壁設置など早急な対策が求められている。 穴沢のクジラ化石は一九三六(昭和十一)年十二月、砂防工事中に「別所層」と呼ばれる泥岩層から出土した。頭部は欠損していたが十二個の脊椎骨は連結して発掘され、脊柱の長さは二メートル余。右に二個、左に七個の肋骨(ろっこつ)が確認され、歯クジラの仲間と推定されている。 本来なら化石を掘り上げて博物館に展示するが、穴沢では地層に入ったまま木造の小屋(間口約二メートル、奥行き約四メートル)で覆い、現地保存してきた。三八年に県天然記念物に指定されたが、いったん解除され、七二年に再指定
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