相次ぐ病院クラスター「どこでも起こり得る」【新型コロナ】 静岡市駿河区の静岡徳洲会病院で10日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)の発生が明らかになった。病院クラスターは県内5例目で、10月29日に順天堂大静岡病院(伊豆の国市)で初めて確認されて以降、短期間に続発している。医療機関は感染対策を徹底するが、コロナは無症状患者がいるためウイルスを院内に持ち込ませない対応が難しい。関係者は「どこでも集団感染は起こり得る。影響を最小限に抑えることが肝要」と指摘し、危機感を募らせる。 ▶感染者数市町別内訳・マップ 静岡県内 「全面閉鎖に近い状況だ」 10日午後、静岡市で記者会見した静岡徳洲会病院の山之上弘樹院長は言葉を絞り出した。クラスターにより一般外来や救急車、新規入院の受け入れを停止した。感染状況の全容を把握できるまで業務再開は見通せないという。 20以上の診療科と約500の入院病床を
全身ピンクのカツオ、焼津漁港に 関係者「初めて見た」 全身ピンク色のカツオが8日、焼津市の焼津漁港に水揚げされ、関係者の話題になっている。 ピンク色をしたカツオ=焼津市の焼津漁港 極洋(東京都)のグループ会社極洋水産所属の海外まき網漁船「第7わかば丸」が11月上旬にパプアニューギニア沖で操業した際、群れの中に1匹だけ混じっていた。重さ約2キロ、長さ40センチ。極洋焼津営業所焼津加工販売課長の杉山聡一朗さんは「20年この仕事をしていて初めて見た」と驚く。 国の水産資源研究所(静岡市清水区)の研究者によると、全国で年1回ほど水揚げ報告があり、先天的な色素異常などが考えられるというが、詳しい原因は分かっていない。現在、焼津漁港の超低温冷蔵庫で保管している。今後、ふじのくに地球環境史ミュージアム(駿河区)に寄贈して保存される。
終電後に線路立ち入り 「岳鉄ナイトウオーク」初開催 富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は5日夜、終電後の線路内を歩いて工場夜景を見る初の企画「岳鉄ナイトウオーク」を実施した。県内外の鉄道ファンらが普段は立ち入りが許されない場所からの特別な夜景を眺め、熱心に撮影した。 線路をまたぐパイプラインなどの工場夜景を線路上から撮影する参加者=富士市内 同社は、日本夜景遺産に登録された工場夜景を活用し、車内の電灯を消して運行する岳鉄名物「夜景電車」などを企画する。ナイトウオークは夜景企画第4弾で、職員以外が線路内に立ち入る企画は全国的にも異例。線路内への立ち入りは鉄道営業法に違反する行為で処罰対象となる可能性があるが、職員が帯同して安全確認をすることで実現させた。誤解を避けるため、SNS発信は禁止している。 「夜景電車」を楽しんだ後、下り最終電車で比奈駅に到着した参加者20人はお土産にもなる特製ヘルメット
日蓮宗の“聖地”として白装束姿の登詣者も多い七面山敬慎院(山梨県身延町)で長年、し尿などの汚泥計250トン以上を山中の穴に投棄し、山梨県と町が廃棄物処理法違反の疑いがあるとして同院などを文書で行政指導していたことが4日までに分かった。近くに車やテレビなど産業廃棄物の不法投棄現場とみられる場所もあり、静岡新聞社の指摘を受けて県は追加調査に乗り出した。県は行政指導を発表していない。 汚泥は宿坊に泊まった登詣者らのし尿などを合併浄化槽で処理した後のもの。毎年敬慎院の職員が重機で穴を掘り、甲府市の業者がバキュームカー(2トン)で20回程度に分け投棄していたという。 業者は「寺から『穴を掘っておくから埋めてくれ』と言われてやった」と12、13年前から投棄してきたことを認めた。昨年8月就任の内野光智第123代別当(45)は「当初堆肥にしていたが利用しきれない。長年の引き継ぎの中でやった」と釈明した。
静響と浜フィル統合 新名称は「富士山静岡交響楽団」に プロのオーケストラ同士で統合する静岡交響楽団(静響、静岡市駿河区)と浜松フィルハーモニー管弦楽団(浜フィル、浜松市中区)が2日、静岡市葵区で記者会見を開き、2021年4月から「富士山静岡交響楽団」の名称で活動すると発表した。略称は「静響」を引き継ぐ。 新たな楽団の名称を発表する静響の岩崎清悟理事長(中)と浜フィルの晝馬日出男理事長(右)ら=2日午後、静岡市葵区 静響の岩崎清悟理事長は、100回の定期演奏会を誇る静響の歴史と、音楽のまち浜松での浜フィルの実績を継承することで「全県域を代表する楽団になる。一流の楽団と肩を並べる日本オーケストラ連盟の正会員を目指す態勢が整う」と強調した。新楽団名に入る「富士山」の言葉は「著名な奏者の招へいや今後の海外公演時に大いに力を発揮してくれる」と期待を示した。 共にNPO法人の両楽団は、地域でのコンサー
新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した静岡済生会総合病院(静岡市駿河区)の職員や患者に対する差別が続いている。同病院に勤務しているというだけで、住んでいるマンションで特定のエレベーターを使用するよう管理会社から通達された例もあったという。一方で同病院を支援する動きもある。静岡市立静岡病院(同市葵区)は「がんばれ済生会病院」と書かれた看板を正面ロビーに掲げ、同病院との連帯の姿勢を示している。 同病院は先月25日に看護師の子どもが保育園への入園を拒否された事例があったことなどを明らかにした。その後の調査で計58件の差別事例が確認されたという。退院した患者がかかりつけ医への受け入れを断られたのをはじめ、職員の家族が勤務先から個室で仕事するように言われたり、美容院の利用を断られたりした例もあった。保育園への入園拒否については園側の対応が改善されたとの報告もあったという。 同病院の杉
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