米ニューヨーク(New York)のウォール街(Wall Street)を歩くビジネスマンたち(2010年5月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Spencer Platt 【11月20日 AFP】2008年の世界金融危機以降、銀行業界に巣くう詐欺や虚言といった闇の部分が明るみに出ているが、そうした悪徳行為がどのようにして起こり、そしてマネービジネスで投機や資産運用などを行う業者らを不正直な行為に駆り立てる要因とは一体何だろうか──? スイス・チューリヒ大学(University of Zurich)の科学者チームはこれらの疑問を解明し、その解決策を探るために異色の心理学的実験を行った。この結果をまとめた研究論文が19日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 今回の研究結果は、詐欺のリスクが銀行の文化に根差すものであるとする事例証拠に初めて客観的デー